ばーちゃんの洗濯~遂に・・・
ばーちゃんの生活圏は当然1階を想定しています。
自宅建設の際にはこの日がくることをを予測し、
ばーちゃんの部屋の隣にトイレ、正面に洗面・浴室を配置しました。
しかしばーちゃんは、この空間だけで生活するわけではありません。
前もお話したとおり、一生の大半を専業主婦で過ごした人ですから、
家事をしない訳にはいかないのです。
で、洗濯物干場の問題がおきました。
ウチの場合、夏は2階のデッキ、
冬は薪ストーブの暖気が上る2階の吹き抜けで洗濯物を干すことになります。
家を建てる時、母のために1階に物干場を作るというところまでは考えが及ばなかったのです。
母は階段を登ります。洗濯物のカゴを提げて・・・
いや、実は提げていません。
驚くほど筋力が落ちてしまっていてカゴを持てないのです。
まず階段にたどり着くまでは床の上でカゴを引きずって歩きます。
そして階段の一段一段でカゴを置き、それにつかまって階段を登ろうとします。
さらに悪いことには、少しでも軽くしようと二つのカゴに洗濯物を分けたまでは良かったのですが、
それを両手で一度に運ぼうとします。
床はカゴを引きずった跡が・・・
でも床は直せばいいこと、我慢できることです。
干すのに時間がかかるのもかまいません。
動作がゆっくりでも、ちゃんと干してもらえれば私もありがたいです。
でも、どれに何を干せばいいかが分からないようで、
前もお話したように、結構大変な状態になっています。
でもこれも我慢しようと思うのです。
心配なのは階段で転ぶことでした。
そして遂に一月前、ばーちゃんは階段から落ちて怪我をしたのです。
ばーちゃん、ちゃんと手すりを使おうよ・・
続く・・・
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