ばーちゃんの洗濯~センサーライトは効果的?
母の転倒防止のため、視点を変えねばならないと思いました。
幸いなことに階段にはフットライトを設置してありますので、
これを付けっぱなしにしておこうかと思いますが、
見つけると母は消してしまうでしょう、もったいないといって・・・
光センサー付きの器具に取り替えて暗くなったら自動的に点灯する、
もしくは人感センサーをつけて人が通れば点灯するようにしようかとも思いますが、
ばーちゃんは自動点灯ということが理解できず、近くのスイッチ全てをいじることになるでしょう。
しかもその行為は多分、毎日繰り返し行われると思うのです。
そもそもフットライトそのものは、それほど明るい照明器具ではないので、
高齢者が安全に階段を利用するには、充分な灯りとは言いがたい。
その上、認知症の利用に当たっては、上記のような思わぬ困難があることにも気がつきました。
今までの私でしたら、同じような問題に直面している方から相談を受けた場合、
センサー付きライトやフットライトの利用をお勧めしていたでしょう。
新築の物件なら、初めからそのような配慮をした設計を盛り込んでいたと思います。
しかし私は母を通じて、今まで職業上あたりまえにやってきた手法が、
認知症の場合にはセオリー通りにいかないことを思い知ったのです。
しかし私がずっと母から目を離さないようにしているのは至難の業ですし、
実際、仕事も生活も成り立たなくなります。
といって、まだ認知症の初期である母は敏感ですから、
介護保険を利用してディ・サービスやショート・ステイを受けることを大変嫌がりまして・・・
高齢者の方や認知症の方と一緒に体操したり食事したりするということは、
「まだ自分はボケてもないし耄碌もしていない!」
と信じているばーちゃんにとって大変屈辱的な事なのです。
センサー付きに替えるべきか?効果のほどは?
続く・・
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