美味しいことは良いことなり

やまね

2008年10月26日 17:51

シバカブレごはん

良きこと
主役はこの方なり!



シバカブレ

木曜日、夕食時におとーさんが言うのです。
「夕方、犬散歩に行ったらシバカブレがあったよ。」
「・・・あったて・・・なんで採ってこんの!」
「い、いや・・・雨が降ってたし、ポン連れてたし、もう暗かったし・・・」
「はよ採らんとっ!無くなったらどうするのっ!雨で傷んだらどうするのっ!」

私の剣幕に恐れおののいたおとーさんは、翌日夕方、山へコケ採りに行きました
しかし肝心の私、セデセデ言った割には、金曜日体調をくずしたばーちゃんの騒ぎで、
シバカブレごはんどころではなくなっておりました。

しかたなく、金曜の晩にばーちゃんを寝かしつけてからシバカブレご飯の下ごしらえ。
皆さんはどうやってキノコご飯を炊きますか?
私、昔は炊きあがり際にキノコを散らす方法をとっていました。
そのほうがキノコの香りが飛ばないと思い込んでいたからです。

地元の方に「シバカブレご飯、どうやって炊いてるの?」と問われ、
上記のように答えると、「まちがっとる!」
分量の出汁でシバカブレと他の具を煮てご飯の元になる具入りの煮汁を作り、
それでご飯を炊くように教わりました。

かくしてやってみると
うまい!以来その方法が定番になりました。
その後「ためしてガッテン」でマイタケの旨みを引き出す酵素が約60℃で壊れるというのを知り、
シバカブレにも応用、つまり、引いた出汁を一度冷まし、そこに具を入れて煮ます。

要するに、沸騰した中にキノコ類を入れると、いきなり酵素が破壊されてしまい、旨みが出ない。
鍋にキノコ類をいれても、思ったほど香りが楽しめないなと感じた事はありませんか?
どうやら低温から調理するってのが旨みと香りをを引き出す最良の方法らしいですよ。
全てのキノコに適しているかどうかは定かでありませんが、一度だまされたと思ってお試しを。

さて、夕食です。
  
せっかくの味ご飯ですから、鍋炊きがお勧めです。
炊きあがって蒸らしたあとは、おひつに移すと余分な蒸気が抜けて、
何倍も美味しく食べられますよ。

いただきます

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