2007年04月24日
シックハウス?シンナー中毒?
ずーっとホルムアルデヒドの事ばかり書いてきたけど、他にも問題のある物質は多い。誰もが感じる気になる臭いの一つに塗料の臭いがあると思う。特に気になる臭いがシンナーに代表される有機溶剤~接着剤や塗料を溶かすために使われる材料で、代表的な成分はトルエン、キシレンなどだ。
御存知の通りトルエンには毒性がある。昔から言われているシンナー中毒とはトルエン中毒の事だ。私が高校生の頃、いわゆる不良グループや暴走族の間でシンナー吸引がはやっていた。「そんな事しとると脳ミソ溶けるぞ!」といわれていたが、本当に脳障害をおこすそうだ。

一般的に使われている塗料用シンナー。毒性有りとしっかり明記されている
溶剤が揮発することで塗料やボンドは固まる。つまりトルエンやキシレンは揮発しなければならないし、実際すごく揮発しやすい物質だ。だから必然的に室内空気の汚染は大きくなる。ボンドに関しては、これは作り手の建築従事者が心得なければならない問題なので、ここから先は塗料のことに限定して説明したいと思う。
シンナー(トルエン等)を溶剤に使っている塗料のことを溶剤形塗料と呼ぶ。いわゆる油性塗料のこと。これに対し水に溶いて使用する塗料のものが水形、いわゆる水性塗料のことだ。「エマルジョン」と表記されているものはこの水性タイプのもので、安全性は油性塗料より高い。
それなら全て水性塗料にしてしまえばいいのに、何故油性塗料を使うのだろう?それは、耐水性が高く施工性がいいからだ。要は丈夫で使いやすい。しかしさすがに最近では屋内用の塗料はほとんどが水性塗料に移行しており、室内で油性塗料が使われるのは、高い耐水性を求められる水廻りくらいになってきていると思う。

従来は油性が主流だった木部着色用ステイン。水性タイプのものでF☆☆☆☆取得済みの商品
例えば、風雨と直射日光にさらされる建物外の木の部分には、しっかり塗料を浸み込ませ、耐水性・耐候性を持たせなければならいため、油性塗料を使用したいところだ。しかし室内においては何より健康を優先に考えて水性塗料の使用をお奨めする。
室内で使用する塗料選びの基本は、
① なるべく水性塗料や体にあった自然塗料を選ぶ。
② 水性塗料では補えない部分は油性塗料で補う。
自然塗料に関しては、水性のものも油性のものもあるので、また別の時に説明したいと思う。
また塗料のホルムアルデヒド対策だが、原料に使われる合成樹脂や添加物の原料により、規制の対象になるものがある。だから塗料にはF☆☆☆☆がついているものもあれば、ないものも。
F☆☆☆☆のあるなしだけで危険か安全かを判断する事はできないので、心配な場合は御相談ください。
御存知の通りトルエンには毒性がある。昔から言われているシンナー中毒とはトルエン中毒の事だ。私が高校生の頃、いわゆる不良グループや暴走族の間でシンナー吸引がはやっていた。「そんな事しとると脳ミソ溶けるぞ!」といわれていたが、本当に脳障害をおこすそうだ。

一般的に使われている塗料用シンナー。毒性有りとしっかり明記されている
溶剤が揮発することで塗料やボンドは固まる。つまりトルエンやキシレンは揮発しなければならないし、実際すごく揮発しやすい物質だ。だから必然的に室内空気の汚染は大きくなる。ボンドに関しては、これは作り手の建築従事者が心得なければならない問題なので、ここから先は塗料のことに限定して説明したいと思う。
シンナー(トルエン等)を溶剤に使っている塗料のことを溶剤形塗料と呼ぶ。いわゆる油性塗料のこと。これに対し水に溶いて使用する塗料のものが水形、いわゆる水性塗料のことだ。「エマルジョン」と表記されているものはこの水性タイプのもので、安全性は油性塗料より高い。
それなら全て水性塗料にしてしまえばいいのに、何故油性塗料を使うのだろう?それは、耐水性が高く施工性がいいからだ。要は丈夫で使いやすい。しかしさすがに最近では屋内用の塗料はほとんどが水性塗料に移行しており、室内で油性塗料が使われるのは、高い耐水性を求められる水廻りくらいになってきていると思う。

従来は油性が主流だった木部着色用ステイン。水性タイプのものでF☆☆☆☆取得済みの商品
例えば、風雨と直射日光にさらされる建物外の木の部分には、しっかり塗料を浸み込ませ、耐水性・耐候性を持たせなければならいため、油性塗料を使用したいところだ。しかし室内においては何より健康を優先に考えて水性塗料の使用をお奨めする。
室内で使用する塗料選びの基本は、
① なるべく水性塗料や体にあった自然塗料を選ぶ。
② 水性塗料では補えない部分は油性塗料で補う。
自然塗料に関しては、水性のものも油性のものもあるので、また別の時に説明したいと思う。
また塗料のホルムアルデヒド対策だが、原料に使われる合成樹脂や添加物の原料により、規制の対象になるものがある。だから塗料にはF☆☆☆☆がついているものもあれば、ないものも。
F☆☆☆☆のあるなしだけで危険か安全かを判断する事はできないので、心配な場合は御相談ください。
Posted by やまね at 12:29│Comments(2)
│シックハウスの話
この記事へのコメント
トルエンって本当にやばいです、
私は今医者がよいしています、トルエンが原因では無いと思えますが、
記憶が減っていっています、脳波もおかしいそうです
ずいぶん長い間即乾ボンドを使っていました、トルエン40%でした。
もしかしたら脳が溶けているかもです。
やばいなー
私は今医者がよいしています、トルエンが原因では無いと思えますが、
記憶が減っていっています、脳波もおかしいそうです
ずいぶん長い間即乾ボンドを使っていました、トルエン40%でした。
もしかしたら脳が溶けているかもです。
やばいなー
Posted by FROG EYES at 2007年04月25日 23:17
FROG EYES さん!!お大事にしてくださいよ!
ブログ拝見しておりますのでFROG EYES さんも建築関係者とお見受けしておりますが、そうなんですよね、私たちが一番健康被害にあってる可能性高いんですよね。トルエンにしてもアスベストにしてもね・・・
お客さんの事一番と思ってシックハウス対策をしますが、それは自分たちの為にもなるんですよね。
今でこそ気をつけていますが、この業界に入った頃のことを思い出すと・・・私もかなりヤバイかも・・・トルエン・ホルム・アスベスト(大汗)・・・
気をつけましょう!
ブログ拝見しておりますのでFROG EYES さんも建築関係者とお見受けしておりますが、そうなんですよね、私たちが一番健康被害にあってる可能性高いんですよね。トルエンにしてもアスベストにしてもね・・・
お客さんの事一番と思ってシックハウス対策をしますが、それは自分たちの為にもなるんですよね。
今でこそ気をつけていますが、この業界に入った頃のことを思い出すと・・・私もかなりヤバイかも・・・トルエン・ホルム・アスベスト(大汗)・・・
気をつけましょう!
Posted by やまね at 2007年04月26日 08:08