2008年01月11日
忘れ物~ウコンの花
今朝の謎の植物はウコンでした。
あまり謎じゃなかったかな?みなさん、よく御存知で・・・
根元には花が咲いていましたよ。

もう終わりかけでちょっと汚くなっていますが、白くて大きくて綺麗な花です。
茗荷の花をデッカクしたようにも見えるし、
グラジオラスやショウブの花にも似ています。
種類によって花にはいろんな色があるそうですよ。
白いのは秋ウコン(だったと思う・・・
)
観賞用としても美しい花なので、飛騨でも育つといいのですが・・・
あまり謎じゃなかったかな?みなさん、よく御存知で・・・

根元には花が咲いていましたよ。

もう終わりかけでちょっと汚くなっていますが、白くて大きくて綺麗な花です。
茗荷の花をデッカクしたようにも見えるし、
グラジオラスやショウブの花にも似ています。
種類によって花にはいろんな色があるそうですよ。
白いのは秋ウコン(だったと思う・・・

観賞用としても美しい花なので、飛騨でも育つといいのですが・・・
Posted by やまね at 18:36│Comments(10)
│あやしきこと
この記事へのコメント
へ~!!
ウコンって肝臓にいいやつでしょ?
ウコンって肝臓にいいやつでしょ?
Posted by まかゆれ at 2008年01月11日 19:03
私は、ウコンって分かりませんでした(^^;
こんな花が咲くんですね~。
萩原でウコン作ってるって聞いたことあります。
こんな花が咲くんですね~。
萩原でウコン作ってるって聞いたことあります。
Posted by パレット at 2008年01月11日 19:34
やまねさん、高山に持ってきてみては?
物は試し・・・だめかなあ・・・
物は試し・・・だめかなあ・・・
Posted by コバ
at 2008年01月11日 19:46

日本でウコン(鬱金)と呼んでいるものは、じつは中国では「姜黄」と呼んでいます。黄色い色をしているのでこの名前がありますが、ターメリックのことですね。ただ、正直言って、肝炎など肝臓に熱を持っている人にはあまり使いません。姜黄は薬性が熱性で、温める作用があるからです。だから鬱金の使いすぎは人によってはかえって肝臓に負担をかけることもあります。
厚生労働省に寄せられる「鬱金」を使った健康食品被害の第1位が「肝機能障害」ですから、笑うに笑えません。こういう事実が日本ではあまり知られていないし、メーカーに遠慮してか厚生労働省もちゃんと情報を発してないのですよ
中国でいう「ウコン=欝 金」は一般に「川玉金」と呼ばれて、姜黄とはちゃんと区別しています。色もくすんだ灰色で明らかに違います。こちらは薬性が寒性で熱を下げる働きがありますので、肝炎などの炎症性疾患にどちらかというとこちらを使います。
ね、事実は小説より奇なり。
厚生労働省に寄せられる「鬱金」を使った健康食品被害の第1位が「肝機能障害」ですから、笑うに笑えません。こういう事実が日本ではあまり知られていないし、メーカーに遠慮してか厚生労働省もちゃんと情報を発してないのですよ
中国でいう「ウコン=欝 金」は一般に「川玉金」と呼ばれて、姜黄とはちゃんと区別しています。色もくすんだ灰色で明らかに違います。こちらは薬性が寒性で熱を下げる働きがありますので、肝炎などの炎症性疾患にどちらかというとこちらを使います。
ね、事実は小説より奇なり。
Posted by ネコ先生 at 2008年01月11日 22:45
■まかゆれさん!
おっ!肝臓の話題には反応いいね(爆
まだ禁酒中かな?
大事にしてね。
上のネコ先生のコメよく読んでね、ウコンの過信は禁物みたいだよ。
■パレットさん
萩原でも栽培できるんですね!でもハウスかな・・・?
収穫までは望まないけど、花の観賞用になれば植えてみたいと思いました。
よく見るとショウブよりカンナの花に似てるみたいです。
■コバさん
今度高知に行ったら詳しいこと叔父に聞いてみますね。萩原でも栽培してみえるなら、飛騨でも手に入るかもしれませんね。
というより、もうじき種苗店はメーカーから、春夏の種を注文するので、その時にウコンもとってみようかな?(^^
■ネコ先生!
詳しい解説有難うございました。
日本でウコンと総称されているものには何種類かあるんですね、そしてそれぞれ薬効が違っていたり正反対だったり・・・
ちゃんとした知識なく民間療法で多用すると健康被害が起こるのはよく聞きますが、第一位がウコンを使った肝機能障害とは驚きです。
お酒飲んだらウコンってのも間違いかな?
実は母は肝硬変による食道静脈瘤を発症しておりまして、母を介護するに当たり私も肝硬変の禁忌事項などを調べました。
「その時ウコンを含む(例えばカレー等)の多食は控える」ような項目を呼んだ記憶がありまして、「あれ?ウコンって肝臓に効くんじゃなかったっけ?」と思っていました。
症状に応じて「冷やす」のか「暖める」のか、そこを抜かして「肝臓に効く」ってのは乱暴ですね、素人考えは禁物と思いました。
私の関わる仕事でも同じことがよく起こり、説明対応に苦労することがよくあります。解らないことは勝手に判断せず、専門の知識を教示してもらわないといけませんね。
「川玉金」?「かわたまきん」?っな訳ないか・・・
おっ!肝臓の話題には反応いいね(爆
まだ禁酒中かな?
大事にしてね。
上のネコ先生のコメよく読んでね、ウコンの過信は禁物みたいだよ。
■パレットさん
萩原でも栽培できるんですね!でもハウスかな・・・?
収穫までは望まないけど、花の観賞用になれば植えてみたいと思いました。
よく見るとショウブよりカンナの花に似てるみたいです。
■コバさん
今度高知に行ったら詳しいこと叔父に聞いてみますね。萩原でも栽培してみえるなら、飛騨でも手に入るかもしれませんね。
というより、もうじき種苗店はメーカーから、春夏の種を注文するので、その時にウコンもとってみようかな?(^^
■ネコ先生!
詳しい解説有難うございました。
日本でウコンと総称されているものには何種類かあるんですね、そしてそれぞれ薬効が違っていたり正反対だったり・・・
ちゃんとした知識なく民間療法で多用すると健康被害が起こるのはよく聞きますが、第一位がウコンを使った肝機能障害とは驚きです。
お酒飲んだらウコンってのも間違いかな?
実は母は肝硬変による食道静脈瘤を発症しておりまして、母を介護するに当たり私も肝硬変の禁忌事項などを調べました。
「その時ウコンを含む(例えばカレー等)の多食は控える」ような項目を呼んだ記憶がありまして、「あれ?ウコンって肝臓に効くんじゃなかったっけ?」と思っていました。
症状に応じて「冷やす」のか「暖める」のか、そこを抜かして「肝臓に効く」ってのは乱暴ですね、素人考えは禁物と思いました。
私の関わる仕事でも同じことがよく起こり、説明対応に苦労することがよくあります。解らないことは勝手に判断せず、専門の知識を教示してもらわないといけませんね。
「川玉金」?「かわたまきん」?っな訳ないか・・・
Posted by やまね at 2008年01月12日 11:39
さすがネコ先生! 勉強になります。
人様のコメントでお尋ねして申し訳ないのですが、日本で栽培されているウコンと、インドとかネパールで栽培されているターメリックって違うモノなのでしょうか。
日本で栽培されたウコンって、苦味が強い気がするのです。
ネパール産のターメリックの方が、味が軽いというか何というか…。
あ、両方ともドライですが。
原産地の違いなのかと思っていましたが(唐辛子みたいに)、ひょっとしてカレーに使う「ターメリック」として流通していても、違うモノ?
人様のコメントでお尋ねして申し訳ないのですが、日本で栽培されているウコンと、インドとかネパールで栽培されているターメリックって違うモノなのでしょうか。
日本で栽培されたウコンって、苦味が強い気がするのです。
ネパール産のターメリックの方が、味が軽いというか何というか…。
あ、両方ともドライですが。
原産地の違いなのかと思っていましたが(唐辛子みたいに)、ひょっとしてカレーに使う「ターメリック」として流通していても、違うモノ?
Posted by かぜや
at 2008年01月12日 12:51

ちょっと説明不足でしたね。
これは少し複雑な問題で、文章で説明しきれるかどうか。
まず中国では用いられる植物には「ウコン」と「ハルウコン」があります。(ガジュツを使う地方もあるようですが無視します)
「ウコン」は黄色みが強く「ハルウコン」はくすんだ色です。
そして用いられる部位にも「塊根=紡錘根」と「根茎」の違いがあります。
塊根は根にできた塊、根茎は根が生えている元の部分です。
そして「炮制・ほうせい=加工方法」の違いがあります。この場合は「生」で乾燥するか「湯通し」して乾燥するかの違いです。
中国で「欝 金」とされているのは
「ウコン」または「ハルウコン」の「塊根」を「生」で乾燥します。
このうち「ウコン」の方を「広玉金」、「ハルウコン」の方を「川玉金」と呼び、生薬として多く用いられるのが「川玉金」ということです。ちなみに「広玉金」は「川玉金」より黄色が強いです。
また中国で「姜黄」と呼ばれるのは
「ウコン」または「ハルウコン」の「根茎」を「湯通し」して乾燥したものです。
では日本で「鬱金=ウコン」として流通しているのは何かというと
「ウコン」の「根茎」を「湯通し」して乾燥させたもの。です。
「ウコン」の原産地は熱帯アジアでインド・中国・東南アジアで栽培されてます日本のも種は同じだと思うんですがねー。特に黄色いのはほとんどが「ウコン」で「ハルウコン」は無いんじゃないかな。
ただ、これは漢方生薬でもそうですが、産地の土壌によって成分や味が大きく異なるのことは「農産物」である以上あり得ると思います。
それと加工方法や時間の違いもあるかもしれないですね。
これは少し複雑な問題で、文章で説明しきれるかどうか。
まず中国では用いられる植物には「ウコン」と「ハルウコン」があります。(ガジュツを使う地方もあるようですが無視します)
「ウコン」は黄色みが強く「ハルウコン」はくすんだ色です。
そして用いられる部位にも「塊根=紡錘根」と「根茎」の違いがあります。
塊根は根にできた塊、根茎は根が生えている元の部分です。
そして「炮制・ほうせい=加工方法」の違いがあります。この場合は「生」で乾燥するか「湯通し」して乾燥するかの違いです。
中国で「欝 金」とされているのは
「ウコン」または「ハルウコン」の「塊根」を「生」で乾燥します。
このうち「ウコン」の方を「広玉金」、「ハルウコン」の方を「川玉金」と呼び、生薬として多く用いられるのが「川玉金」ということです。ちなみに「広玉金」は「川玉金」より黄色が強いです。
また中国で「姜黄」と呼ばれるのは
「ウコン」または「ハルウコン」の「根茎」を「湯通し」して乾燥したものです。
では日本で「鬱金=ウコン」として流通しているのは何かというと
「ウコン」の「根茎」を「湯通し」して乾燥させたもの。です。
「ウコン」の原産地は熱帯アジアでインド・中国・東南アジアで栽培されてます日本のも種は同じだと思うんですがねー。特に黄色いのはほとんどが「ウコン」で「ハルウコン」は無いんじゃないかな。
ただ、これは漢方生薬でもそうですが、産地の土壌によって成分や味が大きく異なるのことは「農産物」である以上あり得ると思います。
それと加工方法や時間の違いもあるかもしれないですね。
Posted by ネコ先生 at 2008年01月12日 13:57
こんにちは。
さすが!ネコ先生の詳しい解説でさらにウコンの事がわかりました~(^^)
ウコンの健康被害、一番の原因は「量を考えずに大量に飲む!!」
「~~が体にいいらしいわよ」なんて聞きつけた日には普通の食品の感覚で尋常じゃない量を飲んじゃう。
より良い知識が自己防衛になる、いい例ですね。
さすが!ネコ先生の詳しい解説でさらにウコンの事がわかりました~(^^)
ウコンの健康被害、一番の原因は「量を考えずに大量に飲む!!」
「~~が体にいいらしいわよ」なんて聞きつけた日には普通の食品の感覚で尋常じゃない量を飲んじゃう。
より良い知識が自己防衛になる、いい例ですね。
Posted by ぶーさん at 2008年01月12日 13:58
ネコ先生、詳しい補足説明を頂きありがとうございました。
いやぁ、漢方って難しい。
すべてを考慮して、一定の薬効成分を抽出しなくてはならないのですね。
ウチで扱っているのはカレー用ですから、色をつけるためのターメリック、すなわち、いずれも「ウコン」だと思われます。
やっぱり栽培する地域性の違いなんでしょうか。
カレーに国産ウコン入れたら、薬ぶちこんだみたいな味になってしまったことがあって…。
いやぁ、漢方って難しい。
すべてを考慮して、一定の薬効成分を抽出しなくてはならないのですね。
ウチで扱っているのはカレー用ですから、色をつけるためのターメリック、すなわち、いずれも「ウコン」だと思われます。
やっぱり栽培する地域性の違いなんでしょうか。
カレーに国産ウコン入れたら、薬ぶちこんだみたいな味になってしまったことがあって…。
Posted by かぜや
at 2008年01月12日 20:33

フム!みなさん、勉強になりましたね、このページは保存版ですよ(^^
そうそう、風屋さん、私も注文書にあった国産のウコンでカレー作ったら、すごく苦かった!その後勇気がなくて使ってません(^^;
でも残っているからなぁ・・・少しずつ某大手メーカーのターメリックと混ぜてつかおうかなぁ・・・
ぶーさん、そうなんですよね、極端な行動に走る人が多い。摂りすぎは危険ですよね。サプリメントが手軽に手に入るようになってから、この手の被害は増えたような気がします。
以前私もお仕事ブログに書きましたが、天然素材信仰は危険なんですよね、天然由来であれ、人工的に作られたものであれ、含んでいる化学物質の特性は同じ。
天然由来だからといって身体に良いとか、成分が穏やかだとは必ずしも言い切れない。
事実、健康食品被害と同じような事例がよくおきます。
ネコ先生、詳しい説明を有難うございました。
そうそう、風屋さん、私も注文書にあった国産のウコンでカレー作ったら、すごく苦かった!その後勇気がなくて使ってません(^^;
でも残っているからなぁ・・・少しずつ某大手メーカーのターメリックと混ぜてつかおうかなぁ・・・
ぶーさん、そうなんですよね、極端な行動に走る人が多い。摂りすぎは危険ですよね。サプリメントが手軽に手に入るようになってから、この手の被害は増えたような気がします。
以前私もお仕事ブログに書きましたが、天然素材信仰は危険なんですよね、天然由来であれ、人工的に作られたものであれ、含んでいる化学物質の特性は同じ。
天然由来だからといって身体に良いとか、成分が穏やかだとは必ずしも言い切れない。
事実、健康食品被害と同じような事例がよくおきます。
ネコ先生、詳しい説明を有難うございました。
Posted by やまね at 2008年01月13日 08:28