2007年04月09日

窓を守るいろいろ

防犯対策」の続きを少し。

最近は住宅の断熱性が高くなってきて、ペアガラスを使用した窓が多くなった。防犯ガラスに較べると完全ではないが、なるべく音をたてずにガラスを割ろうとすると、やはり2枚割らなければならないわけで、従来の1枚ガラスよりは防犯性はあがったといえる。でももっとよい方法はペアガラスの片方を、防犯の合わせガラスにすることだ。

防犯の合わせガラスは、2枚のガラスの間に丈夫な透明フィルムを挟み込んでいるので、割れても貫通しにくく、ドロボーの大半はあきらめるらしい。ただしこういったガラスは高価なものになるので、実は私、まだ採用した事がない。替わりに、既成のガラス窓に防犯フィルムを貼る方法をとっている。でも、これでもまだ高いんです、実は・・・

1~2年前のテレビ番組で、このようなフィルムをクレセント(引き違い窓につ付いてる鍵)の近くにだけ貼って経費を抑え、町内ぐるみで防犯対策を工夫をしている人を紹介していた。これは賢い方法かもしれない。何故なら、ドロボーは窓を派手にバリーンと割って侵入するわけではなく、クレセントの周りに手が入るだけの穴を開け、クレセントを外してはいってくることが多いからだ。

窓を守るいろいろ
日本の住宅には一番なじみの「掃き出し窓」
ドロボーはここから侵入する事が一番多いそうだ


ただし、こういった防犯フィルム、まだ手に入りにくい。実績のあるメーカーのものは、施工の講習を受け、登録した特約店だけが購入・施工できるシステムになっている。このあたりがまだまだ価格の高い原因だろう。最近は通販で購入できるものもあるようだが、強度的に充分信頼できるものなのかどうかは、私も比較した事がないのでわからない。

覚えておかなければならないことは、こういったフィルムには、耐久年数があるということだ。自分で買ったフィルムが上手く貼れなかったり、使用条件が悪くてはがれてきたりすると、また貼りなおさなければならなくなってくる。そうなると、最初から防犯ガラスにしたほうが安くなってしまう可能性も無きにしも非ずだ。

以前はよく、換気のために開けっ放しにしておきたい洗面所の窓なんかに、金属製の格子を付けたもんだが、最近ではあまり恰好よくないので評判が悪い。それにこれは、意外と簡単にドライバーで格子ごとごっそり外せちゃったり、中空のアルミは簡単に切断できちゃったりするのだ。

そんな訳で、最近では「ワンウェイネジ」といって、締める時はしっかりしまるんだが、緩めようとするとネジ頭がだめになちゃうタイプのネジに変わってきた。それに、格子自体もアルミの中に鉄の芯を入れて強くしたり、それ自体が頑丈でデザイン性もよいステンレスタイプのものが主流になりつつある。

今から家を建てる人には、ちゃんと防犯対策をした製品がつくと思うけど、、まだ古い住宅で暮らしている人は、洗面所の窓や、台所の窓の格子を過信しないで、できればちゃんと戸締りすることをお勧めします。

もう一歩、積極的に窓を守る方法がセキュリティーシステムだ。いろんな種類があるので、またいつか紹介しようと思っている。

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