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2008年02月22日
やっちまった・・・
腰痛の改善しないばーちゃん、何とかせねば本人も私も辛いので、
昨日はコルセットを作りに整形外科を再び受診、
コルセットが出来るまでの間、激痛防止のために鎮痛剤で対処する事にしました。
ばーちゃんは肝硬変のため数種の薬とアリセプトという認知症改善薬を飲んでます。
認知症患者にとって、○○を朝夕2錠、▲▲を毎食後1カプセル、□□を朝だけ1錠・・・
なんて飲み方は難しいので、「1包化」といって、朝昼晩に飲む薬を一袋ずつにしてもらっています。

今回の鎮痛剤はこれとは別、
先週も出ていたはずなのに
ばーちゃん、ちっとも飲まないので、
これはイカンと思い、
帰宅後私は数日分の薬を1包化しようとしたのですが・・・
これが琴線に触れたのでしょう、
ばーちゃん、いきなり怒り出しました。
「そんな薬のんだら体が悪くなる」とか「そんなことせんでもちゃんと飲める」とか
「子どもみたいにして・・・馬鹿にして・・・」とか「あんたのせいで気が狂う」とか・・・
最後は薬をつかんで投げつけるし、わめき散らすし、もう大騒ぎ・・・
最初は「でもこんなに動けなくては辛いでしょ?」とか「飲み忘れるといけないでしょ?」とか、
なんとか説得しようとした私も遂に切れてしまいました。
「誰のためにこんなに苦労してるんだ!いい加減にしてくれ!」
こういう瞬間って、頭の中と目の前の景色が真っ白になりますね・・・
そしてまさにプッチ~ンって音が頭の中で聞こえるような気がします。
その後、とめどなくばーちゃんを攻撃する言葉が出てきそうになった瞬間・・・
私のケータイが鳴りました。
中学時代の娘の親友のママ、Kちゃんでした。親同士も仲良しの飲み友達。
ちょっと頼み事をしていたので連絡をくれたのです。
私はあんまり信心深くないけれど、こんな瞬間は本当に神様がいるんだと思います。
Kちゃんの電話がなかったら、私はばーちゃんを傷つけ自分も傷つく酷い言葉を吐き続けたでしょう。
ケータイ握って話し続けながら、私は救われた思いでKちゃんと神様に感謝しました。
ばーちゃんはその横でしばらく薬を投げつけていましたが、
このまま置いておくと私に薬をいじられるのもかなわんと思ったのでしょう、
きちんと全部集めて袋にしまって自分の部屋に戻りました。
その後、辺りが暗くなってもばーちゃんの部屋に灯りは灯りません。
のぞいてみると、ばーちゃんフテ寝をしてました。「ご飯だよ」と言っても「いらん!」・・・
でも、「アホな事言わんと、ご飯炊きたてだよ、炒め物が冷めるよ!」と私がいうと・・・
しっかり起き出してきてちゃっかりたっぷり晩御飯を食べました。
食欲には抗い切きれないようですね。
薬はちゃんと飲んでいるのかどうなのか・・・疑問は残ります。
一日に何回もトイレを失敗してしまいますが、どのように処理しているものやら・・・
排泄の失敗は最も自尊心に関わる部分、本人はひたすら自力で何とかしようとしますが限界が・・・
しばらくは目をつぶって様子をみるしかないのでしょう。
専用のサポート用品だけは用意して、なるべく本人が自力で乗り切れるようにしてありますが、
ちゃんと使用してくれることを祈る毎日が続きそうです。
昨日はコルセットを作りに整形外科を再び受診、
コルセットが出来るまでの間、激痛防止のために鎮痛剤で対処する事にしました。
ばーちゃんは肝硬変のため数種の薬とアリセプトという認知症改善薬を飲んでます。
認知症患者にとって、○○を朝夕2錠、▲▲を毎食後1カプセル、□□を朝だけ1錠・・・
なんて飲み方は難しいので、「1包化」といって、朝昼晩に飲む薬を一袋ずつにしてもらっています。

今回の鎮痛剤はこれとは別、
先週も出ていたはずなのに
ばーちゃん、ちっとも飲まないので、
これはイカンと思い、
帰宅後私は数日分の薬を1包化しようとしたのですが・・・
これが琴線に触れたのでしょう、
ばーちゃん、いきなり怒り出しました。
「そんな薬のんだら体が悪くなる」とか「そんなことせんでもちゃんと飲める」とか
「子どもみたいにして・・・馬鹿にして・・・」とか「あんたのせいで気が狂う」とか・・・
最後は薬をつかんで投げつけるし、わめき散らすし、もう大騒ぎ・・・
最初は「でもこんなに動けなくては辛いでしょ?」とか「飲み忘れるといけないでしょ?」とか、
なんとか説得しようとした私も遂に切れてしまいました。
「誰のためにこんなに苦労してるんだ!いい加減にしてくれ!」
こういう瞬間って、頭の中と目の前の景色が真っ白になりますね・・・
そしてまさにプッチ~ンって音が頭の中で聞こえるような気がします。
その後、とめどなくばーちゃんを攻撃する言葉が出てきそうになった瞬間・・・
私のケータイが鳴りました。
中学時代の娘の親友のママ、Kちゃんでした。親同士も仲良しの飲み友達。
ちょっと頼み事をしていたので連絡をくれたのです。
私はあんまり信心深くないけれど、こんな瞬間は本当に神様がいるんだと思います。
Kちゃんの電話がなかったら、私はばーちゃんを傷つけ自分も傷つく酷い言葉を吐き続けたでしょう。
ケータイ握って話し続けながら、私は救われた思いでKちゃんと神様に感謝しました。
ばーちゃんはその横でしばらく薬を投げつけていましたが、
このまま置いておくと私に薬をいじられるのもかなわんと思ったのでしょう、
きちんと全部集めて袋にしまって自分の部屋に戻りました。
その後、辺りが暗くなってもばーちゃんの部屋に灯りは灯りません。
のぞいてみると、ばーちゃんフテ寝をしてました。「ご飯だよ」と言っても「いらん!」・・・

でも、「アホな事言わんと、ご飯炊きたてだよ、炒め物が冷めるよ!」と私がいうと・・・
しっかり起き出してきてちゃっかりたっぷり晩御飯を食べました。
食欲には抗い切きれないようですね。

薬はちゃんと飲んでいるのかどうなのか・・・疑問は残ります。
一日に何回もトイレを失敗してしまいますが、どのように処理しているものやら・・・
排泄の失敗は最も自尊心に関わる部分、本人はひたすら自力で何とかしようとしますが限界が・・・
しばらくは目をつぶって様子をみるしかないのでしょう。
専用のサポート用品だけは用意して、なるべく本人が自力で乗り切れるようにしてありますが、
ちゃんと使用してくれることを祈る毎日が続きそうです。
タグ :アリセプト
2008年02月21日
ストレス解消法?
ばーちゃんの楽しみは買い物です。
とはいっても一緒に生活しているので、特に必需品を買う必要はなく、
装飾品や素敵な服でおしゃれをしたい訳でもありませんから、
買い物の目的は全て食べ物、しかもお菓子限定になります。
毎回毎回、買い物に行くたびに、¥4000~¥5000くらい菓子と菓子パンを買います。
それを1週間くらいで食べてしまいますから、無くなると「買い物に行かねば・・・」が始まります。
おとといは総合病院の診察が終わり歯医者さんへ行くまでに少し時間ができました。
少しでも早く用事をすませたかった私は、その間にたっぷりばーちゃんに買い物させていました。
またまた買い込みましたよ、1時間近くかけてお菓子¥5000也!
驚いたのはその後です。
歯医者さんが終わり、今度は私が買い物をしなければなりません。
何故なら、さっきは車椅子を押してばーちゃんに買い物をさせていたため、
自分の買い物は同時にできなかったのです。
で、私はばーちゃんに、「急いで買い物をしてくるから待っててな。」と申しました。
すると、
「私も買物したい。」というではありませんか
「お母さん、何を買うの?」
「お菓子がのうなった(無くなった)」
「お母さん、さっきたくさん買ったよ。」
「え?・・・・・そうかね?」
私はそこで、後ろに積んである大量の袋を見せました。
どうやら納得したようです。
初期から中期に移行しつつあるアルツハイマーの症状は、大体こんな感じの繰り返しです。
さて、今日は午後からコルセットを作るため、またばーちゃんを病院に連れて行かねばなりません。
ばーちゃんは一昨日の買い物の事忘れて、また買い物に行くというでしょう。
ま、ばーちゃんにとって買い物は、ストレス解消&最大の楽しみなんでしょうね。
さてさてこれは、さるぼぼ委員会のにやりねもさん御紹介の
唐辛子の種
買い物に付き合う私に、ばーちゃん、気を使ったのでしょうか、
「好きな菓子を買いなさい」と言って買ってくれました。
あられ・せんべいのコーナーにて噂のあられ発見!
柿の種のバタピーを避けながら食べる私としては、
辛いあられオンリーのとうがらしの種はもってこいであります。
お味はね、結構辛いですが、柿の種くらいですよ。
それでもって、ちょっとエスニックな香りがします。
タコシーズニングスパイスの香り
タコシーズニングスパイスは、タコスに詰めるひき肉の味付けに使うミックススパイス。
最近流行のタコ・ライスあられバージョンと思されよ!
とはいっても一緒に生活しているので、特に必需品を買う必要はなく、
装飾品や素敵な服でおしゃれをしたい訳でもありませんから、
買い物の目的は全て食べ物、しかもお菓子限定になります。
毎回毎回、買い物に行くたびに、¥4000~¥5000くらい菓子と菓子パンを買います。
それを1週間くらいで食べてしまいますから、無くなると「買い物に行かねば・・・」が始まります。
おとといは総合病院の診察が終わり歯医者さんへ行くまでに少し時間ができました。
少しでも早く用事をすませたかった私は、その間にたっぷりばーちゃんに買い物させていました。
またまた買い込みましたよ、1時間近くかけてお菓子¥5000也!
驚いたのはその後です。
歯医者さんが終わり、今度は私が買い物をしなければなりません。
何故なら、さっきは車椅子を押してばーちゃんに買い物をさせていたため、
自分の買い物は同時にできなかったのです。
で、私はばーちゃんに、「急いで買い物をしてくるから待っててな。」と申しました。
すると、
「私も買物したい。」というではありませんか

「お母さん、何を買うの?」
「お菓子がのうなった(無くなった)」
「お母さん、さっきたくさん買ったよ。」
「え?・・・・・そうかね?」
私はそこで、後ろに積んである大量の袋を見せました。
どうやら納得したようです。
初期から中期に移行しつつあるアルツハイマーの症状は、大体こんな感じの繰り返しです。
さて、今日は午後からコルセットを作るため、またばーちゃんを病院に連れて行かねばなりません。
ばーちゃんは一昨日の買い物の事忘れて、また買い物に行くというでしょう。
ま、ばーちゃんにとって買い物は、ストレス解消&最大の楽しみなんでしょうね。

唐辛子の種
買い物に付き合う私に、ばーちゃん、気を使ったのでしょうか、
「好きな菓子を買いなさい」と言って買ってくれました。
あられ・せんべいのコーナーにて噂のあられ発見!
柿の種のバタピーを避けながら食べる私としては、
辛いあられオンリーのとうがらしの種はもってこいであります。
お味はね、結構辛いですが、柿の種くらいですよ。
それでもって、ちょっとエスニックな香りがします。
タコシーズニングスパイスの香り

タコシーズニングスパイスは、タコスに詰めるひき肉の味付けに使うミックススパイス。
最近流行のタコ・ライスあられバージョンと思されよ!
2008年02月19日
ひとりごと
今日はばーちゃん、病院へ行く日
神経内科と消化器内科、検査ありのハードスケジュール
+午後から歯医者さん・・・
終わってからは、何が何でも行かねばならぬ銀行と買い物・・・
いったい帰宅は何時になるのだろうか・・・

悲しいかな私の心配は
せっかく復帰したヨガ教室に夜通えるかどうか・・・
いつまでたっても己を犠牲にする覚悟ができていないこの俗身
おまけに仕事は完休を余儀なくされ
年度末になんとなくアセアセ
な~んていっても、物事はそれなりに収束してゆきます
心配無用
きっと私のこの焦りは
ばーちゃんに対する八つ当たり
先週、予期せぬアクシデントで丸1日の病院通い
それが私の予定を狂わせた・・・・
冷静に冷静に・・・
そのためにも今日を頑張って過ごします
そして何がなんでもヨガに行きます
ストレス溜めない!好きな事やめない!
ばーちゃんごめん
それがきっと将来のため
夜は淋しいけど我慢してくれ
そして帰ってからみんなに気持ちを吐き出します
皆さん、私の愚痴、聞いてくれてありがとう
昨夜はコメントのお返事できなくてごめんなさい
寝る前に一杯やりながら今夜たくさんお返事します
ばーちゃんと一緒に生きていける道
しかも楽しく生きていける道
模索中
神経内科と消化器内科、検査ありのハードスケジュール
+午後から歯医者さん・・・
終わってからは、何が何でも行かねばならぬ銀行と買い物・・・
いったい帰宅は何時になるのだろうか・・・

悲しいかな私の心配は
せっかく復帰したヨガ教室に夜通えるかどうか・・・
いつまでたっても己を犠牲にする覚悟ができていないこの俗身
おまけに仕事は完休を余儀なくされ
年度末になんとなくアセアセ
な~んていっても、物事はそれなりに収束してゆきます
心配無用
きっと私のこの焦りは
ばーちゃんに対する八つ当たり
先週、予期せぬアクシデントで丸1日の病院通い
それが私の予定を狂わせた・・・・
冷静に冷静に・・・
そのためにも今日を頑張って過ごします
そして何がなんでもヨガに行きます
ストレス溜めない!好きな事やめない!
ばーちゃんごめん
それがきっと将来のため
夜は淋しいけど我慢してくれ
そして帰ってからみんなに気持ちを吐き出します
皆さん、私の愚痴、聞いてくれてありがとう
昨夜はコメントのお返事できなくてごめんなさい
寝る前に一杯やりながら今夜たくさんお返事します
ばーちゃんと一緒に生きていける道
しかも楽しく生きていける道
模索中
2008年02月16日
ばーちゃんと病気~ことの発端5
元々ばーちゃんは人付き合いが得意なほうではありません。
家族とごく身内の仲のよい親類だけいれば幸せなタイプで、他人に心を開けない性格なのです。
これはアルツハイマーを発症する以前からの性格で、私が子どもの頃も近所づきあいは苦手でした。
さて、病院の6人部屋へに入院したばーちゃんですが、社交的な人が声をかけると、
一応社交辞令的な会話はしますが、自分から話しかける事はまずありません。
考えるにばーちゃんは気が弱いのにプライドが高いタイプなんだと思います。
「失敗したらどうしよう」とか「人前で恥をかいたらどうしよう」という事ばかりが頭にあり、
なるべく人との接触を避ける。人が訪ねてきても「何を出したらいいだろう・・」と悩み、
食事を提供する必要にせまられようものならパニック状態に陥ります。
歳を重ねるごとにその傾向は強くなり、今回の入院ではそれが顕著になりました。
それに実際、体もしんどかったんだと思います。
自覚症状こそないものの、肝硬変までに進んだ症状は体のいたるところに影響を与えたのでしょう。

4ヶ月にわたる入院中ひたすらベッドに横たわり、医療関係者以外で口を利くのは世話をしてくれていた伯母のみ。しかし伯母にしたって1日中付いているわけにはいきません。何より伯母自身が高齢なのです。
それでも伯母は1日おきに母を看に来てくれて1時間ほど付いてくれていたようです。その他には看病に通った私が通算で1週間程、叔父も何回か来てくれましたがそれでも一緒にいたのは2~3日です。
伯母、叔父、私、この3人と話す時意外はひたすら貝のように沈黙し、夢と現実の間をうつらうつらとさまよい続けた4ヶ月、これは充分に母のアルツハイマーを呼び起こすきっかけになったのでは?と私は思うのです。
家族とごく身内の仲のよい親類だけいれば幸せなタイプで、他人に心を開けない性格なのです。
これはアルツハイマーを発症する以前からの性格で、私が子どもの頃も近所づきあいは苦手でした。
さて、病院の6人部屋へに入院したばーちゃんですが、社交的な人が声をかけると、
一応社交辞令的な会話はしますが、自分から話しかける事はまずありません。
考えるにばーちゃんは気が弱いのにプライドが高いタイプなんだと思います。
「失敗したらどうしよう」とか「人前で恥をかいたらどうしよう」という事ばかりが頭にあり、
なるべく人との接触を避ける。人が訪ねてきても「何を出したらいいだろう・・」と悩み、
食事を提供する必要にせまられようものならパニック状態に陥ります。
歳を重ねるごとにその傾向は強くなり、今回の入院ではそれが顕著になりました。
それに実際、体もしんどかったんだと思います。
自覚症状こそないものの、肝硬変までに進んだ症状は体のいたるところに影響を与えたのでしょう。

4ヶ月にわたる入院中ひたすらベッドに横たわり、医療関係者以外で口を利くのは世話をしてくれていた伯母のみ。しかし伯母にしたって1日中付いているわけにはいきません。何より伯母自身が高齢なのです。
それでも伯母は1日おきに母を看に来てくれて1時間ほど付いてくれていたようです。その他には看病に通った私が通算で1週間程、叔父も何回か来てくれましたがそれでも一緒にいたのは2~3日です。
伯母、叔父、私、この3人と話す時意外はひたすら貝のように沈黙し、夢と現実の間をうつらうつらとさまよい続けた4ヶ月、これは充分に母のアルツハイマーを呼び起こすきっかけになったのでは?と私は思うのです。
2008年02月13日
車椅子に乗って
ばーちゃんが腰痛で動けなくなって今日でちょうど2週間。
本人は寝てれば治ると申しますが、基本、痛みはちっともよくならないし、
ちょっと動けるようになると、すぐに絶対にやってはいけないことをしてくれるし、
痛みが強くて動作が遅くなり、トイレはほとんど間にあわないし・・・
昨日やっとのことで整形外科へ連れて行きました。
車から車椅子への乗降だけでも激痛が走ります。
結果は「第3腰椎骨折」、内側の骨が欠けていました。
2ヶ月前に階段から落ちた時のレントゲン写真と照らし合わせてみましたが、
その時の写真ではいくら見ても尾骨にひびが入ってるだけで腰椎に異常は無し、
ま、先生がおっしゃるには、骨粗鬆症だとちょっとしたことで骨折することもあるそうですからね。
認知症だと自分が転んだ事も忘れている事があるでしょうし、
ばーちゃんの骨密度はかなり低そうですから、
くしゃみやちょっとした前後運動でも脆くなった骨が欠ける可能性は大きいのでしょう。
来週から全ての診療科の診察日をうまく合わせてもらったので、
わ~い!これから通院は月1回!・・なんて壮大な計画は、脆くも崩れ去りました。
私のプランは砂上の楼閣?ちょっと例えが違うかな・・・?

今日は朝から一騒動ありまして、やっと片付いたところです。
ばーちゃんが私に対して、「面倒はかけんように」とすればするほど、
結果的にはその何十倍もの時間を、私は費やす事になります。
年度末の忙しい時です、事業の方にも多大な影響が現れつつありこのままでは共倒れ、
本人はまだ頑なに介護を拒んでいますが、ヘルパーさんに来てもらう事を考えています。
今の状態ではディ・サービスにも通えないですしね。
やってはいけない事をやってしまうのが認知症、
やれると思って無理をするのも認知症、
大切な事を理解できないのも認知症・・・
わかってはいても付き合うのは大変、本人の尊厳を保ちながら付き合うのはもっと大変・・・
骨折治療のためのコルセットを装着しようとしないので、今日はついに叱ってしまいました。
そして、せめて動けない時だけでもオムツをしてくれないだろうかと、ばーちゃんに頼んだ朝でした。
本人は寝てれば治ると申しますが、基本、痛みはちっともよくならないし、
ちょっと動けるようになると、すぐに絶対にやってはいけないことをしてくれるし、
痛みが強くて動作が遅くなり、トイレはほとんど間にあわないし・・・
昨日やっとのことで整形外科へ連れて行きました。
車から車椅子への乗降だけでも激痛が走ります。
結果は「第3腰椎骨折」、内側の骨が欠けていました。
2ヶ月前に階段から落ちた時のレントゲン写真と照らし合わせてみましたが、
その時の写真ではいくら見ても尾骨にひびが入ってるだけで腰椎に異常は無し、
ま、先生がおっしゃるには、骨粗鬆症だとちょっとしたことで骨折することもあるそうですからね。
認知症だと自分が転んだ事も忘れている事があるでしょうし、
ばーちゃんの骨密度はかなり低そうですから、
くしゃみやちょっとした前後運動でも脆くなった骨が欠ける可能性は大きいのでしょう。
来週から全ての診療科の診察日をうまく合わせてもらったので、
わ~い!これから通院は月1回!・・なんて壮大な計画は、脆くも崩れ去りました。
私のプランは砂上の楼閣?ちょっと例えが違うかな・・・?


今日は朝から一騒動ありまして、やっと片付いたところです。
ばーちゃんが私に対して、「面倒はかけんように」とすればするほど、
結果的にはその何十倍もの時間を、私は費やす事になります。
年度末の忙しい時です、事業の方にも多大な影響が現れつつありこのままでは共倒れ、
本人はまだ頑なに介護を拒んでいますが、ヘルパーさんに来てもらう事を考えています。
今の状態ではディ・サービスにも通えないですしね。
やってはいけない事をやってしまうのが認知症、
やれると思って無理をするのも認知症、
大切な事を理解できないのも認知症・・・
わかってはいても付き合うのは大変、本人の尊厳を保ちながら付き合うのはもっと大変・・・
骨折治療のためのコルセットを装着しようとしないので、今日はついに叱ってしまいました。
そして、せめて動けない時だけでもオムツをしてくれないだろうかと、ばーちゃんに頼んだ朝でした。
2008年02月01日
ばーちゃんと病気~ことの発端4
さて病気の全容が明らかになり治療方針も決まって、ばーちゃんの治療が本格的に始まりました。
しかし食道静脈瘤治療のために、三件目のこの病院へ入院するまでに既に1ヶ月以上が経過し、
その後約2ヶ月の入院、ばーちゃんの入院生活は長期に及んだのです。
食道静脈瘤の治療は大腿動脈からカテーテルを入れ、
血小板を増やし、脾臓の余分な血流を落としてから行われることになりました。
まずこの前段階の処置に2週間。
その後、血流が落ちた事を確認してから本格的な治療にはいります。
①食道静脈瘤を輪ゴムのようなもので縛る結紮(けっさつ)術
②食道静脈瘤に硬化剤を注入して固める硬化術
これらの治療を、内視鏡を使って行いました。

一度には出来ないので2週間おきに3回、一度施術した後はしばらく経過をみます。
入院の間は安静が原則ですが、内視鏡施術した後24時間経過すれば動いてもよく、
食事は術後しばらくお粥、その後も静脈瘤に触らないよう柔らかいものに限られてはいましたが、
開腹手術に比べると肉体に与えるダメージは少なく、寝たきりの入院生活ではありませんでした。
しかしばーちゃんは、この入院生活の間、全く何もせずに過ごしました。
本はおろか新聞や週刊誌すら読まず、テレビもお金がもったいないといって見ない。
ラジオを持ってはいきましたが聞く様子もありませんし、同室の人とお喋りもしない。
2ヶ月という長い期間をただひたすら、ボーっとベッドで寝て過ごしたのです
続く・・・・・
しかし食道静脈瘤治療のために、三件目のこの病院へ入院するまでに既に1ヶ月以上が経過し、
その後約2ヶ月の入院、ばーちゃんの入院生活は長期に及んだのです。
食道静脈瘤の治療は大腿動脈からカテーテルを入れ、
血小板を増やし、脾臓の余分な血流を落としてから行われることになりました。
まずこの前段階の処置に2週間。
その後、血流が落ちた事を確認してから本格的な治療にはいります。
①食道静脈瘤を輪ゴムのようなもので縛る結紮(けっさつ)術
②食道静脈瘤に硬化剤を注入して固める硬化術
これらの治療を、内視鏡を使って行いました。

一度には出来ないので2週間おきに3回、一度施術した後はしばらく経過をみます。
入院の間は安静が原則ですが、内視鏡施術した後24時間経過すれば動いてもよく、
食事は術後しばらくお粥、その後も静脈瘤に触らないよう柔らかいものに限られてはいましたが、
開腹手術に比べると肉体に与えるダメージは少なく、寝たきりの入院生活ではありませんでした。
しかしばーちゃんは、この入院生活の間、全く何もせずに過ごしました。
本はおろか新聞や週刊誌すら読まず、テレビもお金がもったいないといって見ない。
ラジオを持ってはいきましたが聞く様子もありませんし、同室の人とお喋りもしない。
2ヶ月という長い期間をただひたすら、ボーっとベッドで寝て過ごしたのです
続く・・・・・
2008年01月31日
ばーちゃんと病気~ことの発端3
先日お話した「門脈圧亢進症」からは「脾機能亢進症」という症状を起こすことが多いそうです。
これは脾臓が腫れてしまってちゃんとした働きをしなくなり
貧血をおこしたり出血が止まらなくなったりする症状です。
脾臓というところは血液をつかさどる臓器だそうで、
古くなった赤血球を壊したりヘモグロビンから鉄分を回収したり、リンパ球を作ったりする、
血液の成分製造工場みたいな大切な臓器。
脾臓が悪くなると、結果的に血液中の赤血球・白血球・血小板が減少して、
貧血や出血をおこすようになりますし、
免疫力が低下して危険な事になるそうですよ。

要するに母の入院の発端になった胃からの出血はこの脾機能亢進によるものでして、
血小板減少症をおこし、出血が止まらなくなっていたのでした。
医療ミスというよりは、静かに進行していた肝硬変の症状が表に出たに過ぎなかったのです。
という訳で、伯母の電話の内容を改めて正しく訂正いたしますと、
「本人が気付かぬうちに進行していたC型肝硬変により脾機能亢進がおこり血小板が減少、
当事者施術者共に、肝硬変との認識がなかったので通常通りに行われた胃カメラの操作で出血、
施術した医師はすぐ事態に気がつき胃腸科専門病院へ搬送し、取り合えず胃の止血を行った。
この胃腸科病院で母の肝硬変及び食道静脈瘤を診断、
胃腸科の専門医は近隣の病院に門脈圧亢進症の専門医がいることを知っていたため、
症状が落ち着いた後に転院を勧め母は転院。
3件めの病院で母は専門の消化器外科医の執刀の元、食道静脈瘤の治療にあたることになった。」
↑一体これのどこが
「下手な医者が胃カメラで胃に穴あけて、
次の病院は女医さんだから難しい手術ができなくて
別の病院で手術する事になった」になるのでしょうか・・・
え~、伯母は母より二つ年上の84歳ですが大変しっかりした人でして、
まだ車の運転もするし、株なんもやってて認知症には全く縁がなさそうな人です。
対してウチのばーちゃんは正反対の性格、全く主体性がないので伯母におんぶ抱っこの生活。
そのため自分の病気に関する正しい認識はゼロでした。
それにしても伯母の、物事を自分に都合よく解釈する能力は素晴らしい!
「鈍感力」なんて著書が話題になりましたが、その上をイっている私の伯母です。
続く・・・・・
これは脾臓が腫れてしまってちゃんとした働きをしなくなり
貧血をおこしたり出血が止まらなくなったりする症状です。
脾臓というところは血液をつかさどる臓器だそうで、
古くなった赤血球を壊したりヘモグロビンから鉄分を回収したり、リンパ球を作ったりする、
血液の成分製造工場みたいな大切な臓器。
脾臓が悪くなると、結果的に血液中の赤血球・白血球・血小板が減少して、
貧血や出血をおこすようになりますし、
免疫力が低下して危険な事になるそうですよ。

要するに母の入院の発端になった胃からの出血はこの脾機能亢進によるものでして、
血小板減少症をおこし、出血が止まらなくなっていたのでした。
医療ミスというよりは、静かに進行していた肝硬変の症状が表に出たに過ぎなかったのです。
という訳で、伯母の電話の内容を改めて正しく訂正いたしますと、
「本人が気付かぬうちに進行していたC型肝硬変により脾機能亢進がおこり血小板が減少、
当事者施術者共に、肝硬変との認識がなかったので通常通りに行われた胃カメラの操作で出血、
施術した医師はすぐ事態に気がつき胃腸科専門病院へ搬送し、取り合えず胃の止血を行った。
この胃腸科病院で母の肝硬変及び食道静脈瘤を診断、
胃腸科の専門医は近隣の病院に門脈圧亢進症の専門医がいることを知っていたため、
症状が落ち着いた後に転院を勧め母は転院。
3件めの病院で母は専門の消化器外科医の執刀の元、食道静脈瘤の治療にあたることになった。」
↑一体これのどこが
「下手な医者が胃カメラで胃に穴あけて、
次の病院は女医さんだから難しい手術ができなくて
別の病院で手術する事になった」になるのでしょうか・・・

え~、伯母は母より二つ年上の84歳ですが大変しっかりした人でして、
まだ車の運転もするし、株なんもやってて認知症には全く縁がなさそうな人です。
対してウチのばーちゃんは正反対の性格、全く主体性がないので伯母におんぶ抱っこの生活。
そのため自分の病気に関する正しい認識はゼロでした。
それにしても伯母の、物事を自分に都合よく解釈する能力は素晴らしい!
「鈍感力」なんて著書が話題になりましたが、その上をイっている私の伯母です。

続く・・・・・
2008年01月29日
ばーちゃんと病気~ことの発端2
C型肝硬変による脾機能亢進に伴う血小板減少及び食道静脈瘤
最初聞いた時は「何で肝臓に食道静脈瘤が関係するの?」と思いました。
後に医療関係者に教えてもらったり調べたりして理解した事を、素人なりに書いてみたいと思います。

どうやら母は、私を出産した後、肺の手術の際に受けた輸血が原因でC型肝炎に感染し、
年月を経て肝硬変に発展したようです。話題になっている薬害肝炎ではありませんが、
昔は輸血による肝炎感染が多く、高齢者に肝硬変の患者は多いそうです。
母には気の毒ですがこればかりは仕方がありません。命を守るための輸血であった訳だし、
C型肝炎ウィルスが同定されたのは1989年、私の娘が生まれた年のことです。
私が出産した翌年からは母子手帳に肝炎検査の項目が記載されているそうですが、
私の持つ母子手帳にはまだその記載はありませんでした。
さて、一般的に肝硬変の先にどんな忌まわしい事が待ち受けているかといいますと、
①肝不全
②肝細胞癌
③肝性脳症
(肝機能が弱ったため分解されなかったり濾過されなかったアンモニア等の物質が脳にダメージをあたえる)
そして母の患っている
④食道静脈瘤・・・
腸から吸収された栄養分は、血液によって肝臓へと運ばれます。
消化管や脾臓、膵臓から肝臓へ栄養を運ぶ血管を門脈というそうです。
ところが肝硬変になると肝臓は組織が壊れカチカチになってしまって、
血液は流れ込むことができず行き場を失くします。
するとその血液は他に流れる場所を探し始める、そこが食道静脈だそうです。
例えで言うと、ここに一本の海に流れ込んでいる河川があるとしましょうか。
河口がせき止められると水は行き場を失い、新たに流れ込む場所を探します。
近くに農業用水路があれば、真っ先にそこに流れ込むでしょう。
海が肝臓、河川が門脈、農業用水路が食道静脈です。
このような症状を「門脈圧亢進症」」と言うそうで、
狭いところに無理やり大量の血液が流れ込んできて出来てしまった支流が「食道静脈瘤」です。
「亢進」という言葉は、よく病名に使われているわりには抽象的な言い回しで解りにくいのですが、
「機能が悪い方へ高まる」というような意味だと思います。
場合によって「臓器が腫れる」「分泌が過剰になる」等、「高まる」内容は様々でしょう。
よく聞くお年寄りがいわれる「心臓がテキネェ」ってのは、「心悸亢進」じゃないでしょうか?
さて、それではなぜ「食道静脈瘤」が怖いかといいますと・・・
食道静脈自体、元々がそんなたくさんの血液を受け入れられる血管ではありません。
許容量を超えた血管には瘤がボコボコ浮きあがり、
これが破裂すると大量失血死につながるおそれがあるからなのです。
続く・・・・・
もう一方の脾機能亢進のことは次回書きます。
※医療関係者の方で、記述の間違いに気付かれた方はどうぞ教えてくださいね。
最初聞いた時は「何で肝臓に食道静脈瘤が関係するの?」と思いました。
後に医療関係者に教えてもらったり調べたりして理解した事を、素人なりに書いてみたいと思います。

どうやら母は、私を出産した後、肺の手術の際に受けた輸血が原因でC型肝炎に感染し、
年月を経て肝硬変に発展したようです。話題になっている薬害肝炎ではありませんが、
昔は輸血による肝炎感染が多く、高齢者に肝硬変の患者は多いそうです。
母には気の毒ですがこればかりは仕方がありません。命を守るための輸血であった訳だし、
C型肝炎ウィルスが同定されたのは1989年、私の娘が生まれた年のことです。
私が出産した翌年からは母子手帳に肝炎検査の項目が記載されているそうですが、
私の持つ母子手帳にはまだその記載はありませんでした。
さて、一般的に肝硬変の先にどんな忌まわしい事が待ち受けているかといいますと、
①肝不全
②肝細胞癌
③肝性脳症
(肝機能が弱ったため分解されなかったり濾過されなかったアンモニア等の物質が脳にダメージをあたえる)
そして母の患っている
④食道静脈瘤・・・
腸から吸収された栄養分は、血液によって肝臓へと運ばれます。
消化管や脾臓、膵臓から肝臓へ栄養を運ぶ血管を門脈というそうです。
ところが肝硬変になると肝臓は組織が壊れカチカチになってしまって、
血液は流れ込むことができず行き場を失くします。
するとその血液は他に流れる場所を探し始める、そこが食道静脈だそうです。
例えで言うと、ここに一本の海に流れ込んでいる河川があるとしましょうか。
河口がせき止められると水は行き場を失い、新たに流れ込む場所を探します。
近くに農業用水路があれば、真っ先にそこに流れ込むでしょう。
海が肝臓、河川が門脈、農業用水路が食道静脈です。
このような症状を「門脈圧亢進症」」と言うそうで、
狭いところに無理やり大量の血液が流れ込んできて出来てしまった支流が「食道静脈瘤」です。
「亢進」という言葉は、よく病名に使われているわりには抽象的な言い回しで解りにくいのですが、
「機能が悪い方へ高まる」というような意味だと思います。
場合によって「臓器が腫れる」「分泌が過剰になる」等、「高まる」内容は様々でしょう。
よく聞くお年寄りがいわれる「心臓がテキネェ」ってのは、「心悸亢進」じゃないでしょうか?
さて、それではなぜ「食道静脈瘤」が怖いかといいますと・・・
食道静脈自体、元々がそんなたくさんの血液を受け入れられる血管ではありません。
許容量を超えた血管には瘤がボコボコ浮きあがり、
これが破裂すると大量失血死につながるおそれがあるからなのです。
続く・・・・・
もう一方の脾機能亢進のことは次回書きます。
※医療関係者の方で、記述の間違いに気付かれた方はどうぞ教えてくださいね。
2008年01月28日
ばーちゃんと病気~ことの発端1
高山での通院の目処が立ち、
いろいろな治療が始まった母ですが、
実は大きな病気をかかえています。
C型肝硬変による食道静脈瘤
気が付くきっかけになったのは一般的な胃の検診でした。
近所に住む伯母から電話がかかってきたのは一昨年10月の初め頃、
「お母さんのことやけど、8月に近所の病院で胃癌の検査したらやね、
医者が下手で胃に穴をあけちゅうがよね。ほいであんた、血が止まらんようになったがやき。
そいじゃけどそこは入院が出来ん病院やけ、
近くの胃腸病院へ行け言われて入院したら血は止まったけんど、
そこは女医さんしかおらんがやき、ちゃんとした手術をようせんにかわらん。
別の病院へ紹介する言うき、そこへ入院したがやけ。明日手術するから来てやって。」
理解できそうで理解しがたい奇怪な電話でした。
翌日とりあえず日帰りで高知まで飛んでゆきましたが、主治医は忙しくてアポが取れず、
担当看護師さんから治療説明主意書をもらい入院の経過を聞き、
高山に戻ってから医療関係の知り合いに教えてもらったり自分で調べたりして解った事。
それは、
C型肝硬変によっておきた脾機能亢進に伴う血小板減少症及び食道静脈瘤の発症
というものでした。

続く
いろいろな治療が始まった母ですが、
実は大きな病気をかかえています。
C型肝硬変による食道静脈瘤
気が付くきっかけになったのは一般的な胃の検診でした。
近所に住む伯母から電話がかかってきたのは一昨年10月の初め頃、
「お母さんのことやけど、8月に近所の病院で胃癌の検査したらやね、
医者が下手で胃に穴をあけちゅうがよね。ほいであんた、血が止まらんようになったがやき。

そいじゃけどそこは入院が出来ん病院やけ、
近くの胃腸病院へ行け言われて入院したら血は止まったけんど、
そこは女医さんしかおらんがやき、ちゃんとした手術をようせんにかわらん。
別の病院へ紹介する言うき、そこへ入院したがやけ。明日手術するから来てやって。」

理解できそうで理解しがたい奇怪な電話でした。
翌日とりあえず日帰りで高知まで飛んでゆきましたが、主治医は忙しくてアポが取れず、
担当看護師さんから治療説明主意書をもらい入院の経過を聞き、
高山に戻ってから医療関係の知り合いに教えてもらったり自分で調べたりして解った事。
それは、
C型肝硬変によっておきた脾機能亢進に伴う血小板減少症及び食道静脈瘤の発症
というものでした。

続く
2008年01月25日
ばーちゃんと病気~病院決定
私の「何とか本人と介助者の通院負担を軽減してもらえないか?」との切実な願いに対し、
「出来る限り努力してみましょう。」と答えてくれた病院。
この返事を電話でもらった時は本当に嬉しかった!
地獄に仏とは大げさですが、サポートしましょうという病院側の心意気だけで、
私はずいぶん前向きな気持ちになれたのです。
そしてその後は私も診察がスムーズにいくよう、
4つの診療科全ての先生宛に今までの経過を書いた手紙、今までの治療に関する資料、
当然のことながら前任医師からの紹介状も携えて通院の準備をしました。

こうして迎えた当日、4つの科を受診、診療が全部終わるのには5時間以上かかりましたし、
当面は検査が多く、最初の3ヶ月間は月に数度の病院通いになりましたが、
遂に来月からは診療のインターバルを各科の先生が調整してくださり、
月に1度の病院通いですむようになったのです。
高齢の母のことですから、今後もアクシデントがあれば予定通りにはいかないでしょう。
それに、母にとっては病院通いですら楽しみにしている数少ない外出ですから、
他の楽しみを見つけてやらなければなりません。
それでも私は、母を引き取って暗澹としていたあの頃、
「努力しましょう。」と答えてくれて実際に奔走してくれた総合受付のお嬢さんと、
快く診療日程の調整をしてくださった担当医師の方々に対して、心からの感謝と尊敬の念を禁じえません。
医療を受ける本人も、高齢者を抱えて介護に生活の変化を強いられる家族も、
こんな気遣いと心意気一つで心が潤います。
「医は仁術なり」
私達庶民はこんな古典を、やはり現代も忘れずに、
医療機関に求めてやまないのです。
「出来る限り努力してみましょう。」と答えてくれた病院。
この返事を電話でもらった時は本当に嬉しかった!
地獄に仏とは大げさですが、サポートしましょうという病院側の心意気だけで、
私はずいぶん前向きな気持ちになれたのです。
そしてその後は私も診察がスムーズにいくよう、
4つの診療科全ての先生宛に今までの経過を書いた手紙、今までの治療に関する資料、
当然のことながら前任医師からの紹介状も携えて通院の準備をしました。

こうして迎えた当日、4つの科を受診、診療が全部終わるのには5時間以上かかりましたし、
当面は検査が多く、最初の3ヶ月間は月に数度の病院通いになりましたが、
遂に来月からは診療のインターバルを各科の先生が調整してくださり、
月に1度の病院通いですむようになったのです。
高齢の母のことですから、今後もアクシデントがあれば予定通りにはいかないでしょう。
それに、母にとっては病院通いですら楽しみにしている数少ない外出ですから、
他の楽しみを見つけてやらなければなりません。
それでも私は、母を引き取って暗澹としていたあの頃、
「努力しましょう。」と答えてくれて実際に奔走してくれた総合受付のお嬢さんと、
快く診療日程の調整をしてくださった担当医師の方々に対して、心からの感謝と尊敬の念を禁じえません。
医療を受ける本人も、高齢者を抱えて介護に生活の変化を強いられる家族も、
こんな気遣いと心意気一つで心が潤います。
「医は仁術なり」
私達庶民はこんな古典を、やはり現代も忘れずに、
医療機関に求めてやまないのです。
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