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2008年01月24日

ばーちゃんと病気~病院探し

ばーちゃんにはたくさん病気がありますので、
高山に来てからは4つの診療科と歯医者さんのお世話になっています。
合計で5箇所、お医者さんにかかるってことですicon10

母を連れてくるにあたり高知のお医者さんからは3通の紹介状をいただいていました。
消化器外科、眼科、歯科、それだけでも母には十分忙しい医者通いだったことでしょう
加えてこちらでは認知症の治療をしなければなりません。

それに何てこってしょう!10月に高知へ行ってみたら、
ばーちゃん、立ったり座ったりがロクにできなくなってるじゃないですか!
膝は水が溜まってパンパン、整形外科にも連れて行かなければなりません。

えらいこっちゃ!
ばーちゃんの病院通いが一月に5~6回にも及べば、仕事や家庭生活に及ぶ影響は甚だしく、
何より私が参ってしまいます。何とか医者通いの効率化を考えなくてはなりません。

まず調べたのは二つ以上の科を一度に受診できる医院です。
内科+心療内科、内科+整形外科、整形外科+眼科・・・
どう組み合わせてみても2箇所以上は連れてかんならんなぁ・・・歯医者さんは別やし・・・

とりあえず内科+整形外科に行ってみましたが、母には大きな病気があり(詳しい話はまた後ほど)、
「やはり内視鏡による経過観察が欠かせないし、急性症状が起きたときのためにも入院設備のある総合病院のほうがいいでしょう。」とアドバイスされました。

そこで私は自宅から近い方の総合病院に
「消化器内科と心療内科を中心に診療を受けたいのだが、他にも多くの病気をかかえているので、高齢者の通院にかかる体力的負担の軽減と、介護者の負担を軽減するため、一日に複数の科を受診できるようコーディネートをお願いできないか?」
との内容を依頼、問い合わせしたのです。

しかし病院側からは「主治医の治療方針により次回の受診日が決定される」こと、「複数日診察による体力の心配ですが、長時間の待ち時間により体力の心配もあり」、「心療内科については慢性的な医師不足により、当院においても他病院から派遣していただいている状態で初診受付をしていない状態」等の理由により、「一箇所の病院で全ての科を受診するという要望にはお答えする事ができない状況です」との回答をもらいました。





ガッカリしましたが、ま、病院側の言い分には一理あります。
それに心療内科の新患受付ができない状態ならしかたありません。
しかし捨てる神あれば拾う神あり、

「やっぱり無理な要望かな・・・?」・・・と思いながらも、
ダメモトでもう一つの総合病院に同じ内容の問い合わせをしてみましたところ、
なんと「努力してみましょう。」との返事をいただいたのです。



続く・・・
  
タグ :病院

Posted by やまね at 08:32Comments(10)ばーちゃんの旅

2008年01月18日

ばーちゃんの洗濯~迷宮のランドリー


ばーちゃんは今日も洗濯物を干します。
幸い怪我も軽く、その後はさすがに手すりにしがみついて上り下りするようになり、
日も長くなったおかげで同じトラブルは起きていません。

昨日はブ○ジャーの悲劇が起きるところだったのですが、
日々怠りのない私の巡回によって昼休みに救出され無事でした。
被害が最小限に止まり私は満足、転ばぬ先の杖です。行政も見習ってくださいねface03

とは言え、どんな形にせよ忙しい時に洗濯物を干してくれる人が居るということはありがたいもので、
母に対して感謝しなければなりません。
そしてそれが母の満足感につながるのであれば一石二鳥です。

それに日々、多様な変化をみせる母の干し方に、一つの法則を見つけることが出来れば、
迷宮に入りかけている母の脳内を理解する糸口になるかもしれません!
(んな訳ないか・・・icon10

母はもっと、みんなの役に立ちたいと思っているのでしょう、本当は・・・
でも「やるやる!」と言う割には途中で投げ出したり他のことを始めたり・・・小さい子どもと一緒です。
そしてこれこそがアルツハイマーの特徴、介護者を困惑させる大きな原因の一つなのです。





背が縮み筋力が衰えたばーちゃんのために低く設置した物干道具は、りんごの格好のおもちゃになっています。
毎日、毎日、カチャカチャ・・・カチャカチャ・・・
icon71     

続く・・・
  

Posted by やまね at 08:27Comments(7)ばーちゃんの旅

2008年01月16日

前を向いて

母と暮らし始めたことでいろいろと事件がおこり、
皆様にブログで愚痴って励ましいただいて、
冷静に母や自分と向き合うために、ばーちゃん特集組んで・・・(笑

「前向きな姿」と皆様にお褒めいただいていますが、
実を申しますと結構イロイロときておりまして、
全てを投げ出し、叫びだしたい日も多々あるのです。

昨日は母を歯医者さんに連れて行く日でした。
朝一番の予約が取れたので8時には医院に着き、
8時半丁度に診察が始まりました。

9時には治療も終わり、「今日は9時半には戻れる!」とホッとしておりました。
連休明けで仕事もたまっておりますので、9時半に事務所に戻れれば御の字です。
しかし世の中そんなに上手くは行きません。

母にとって病院に行く日というのは、帰りに買い物の出来る楽しみな日です。
でも連休前の金曜日にくみあい病院の診察で出かけましたので、
母も買い物を充分楽しんだはずです。私は昨日はまっすぐ帰宅するつもりでいたのです。

ところが母は当然のことながら昨日もお出かけを期待をしていました。
ま、考えてみりゃ、金曜日に出かけたことは、もう忘れてしまっていますからね。
「今日はどうしたいの?」と聞きますと「菓子パンを買いにいかないといけない」・・・

こういう瞬間、私の頭の中は真っ白になります。
数秒後にこみ上げてくる感情を押し殺し、ここはグッと我慢します。
そうしないと母の口からは「そろそろ帰らせてもらう・・・」の台詞が飛び出しますので・・・

しかし朝9時からあいているスーパーはありません。
時間つぶしのため、しかたなく「朝市に行ってみる?」と聞くと大喜び、
寒気厳しい中、宮川沿いを歩いてきました。

  

凍てついた空気は辺りの風景を美しく清めたように見えました。
川面は朝日を受け黄金に輝き、鴨達の躍動も力強く、
鍛冶橋周辺をこんなに美しく感じたのは何年ぶりだったでしょうか・・・

こんなことを感じられるのも母のおかげ・・・
なんて殊勝な気持ちになるほど、私は出来た人間ではありません。
でも得がたい経験をしていることは、確かなのかもしれません。

このような日々が、まだまだ続くのでしょう。



  

Posted by やまね at 12:53Comments(9)ばーちゃんの旅

2008年01月15日

ばーちゃんの洗濯~センサーライトは効果的?

母の転倒防止のため、視点を変えねばならないと思いました。
幸いなことに階段にはフットライトを設置してありますので、
これを付けっぱなしにしておこうかと思いますが、
見つけると母は消してしまうでしょう、もったいないといって・・・

光センサー付きの器具に取り替えて暗くなったら自動的に点灯する、
もしくは人感センサーをつけて人が通れば点灯するようにしようかとも思いますが、
ばーちゃんは自動点灯ということが理解できず、近くのスイッチ全てをいじることになるでしょう。
しかもその行為は多分、毎日繰り返し行われると思うのです。

そもそもフットライトそのものは、それほど明るい照明器具ではないので、
高齢者が安全に階段を利用するには、充分な灯りとは言いがたい。
その上、認知症の利用に当たっては、上記のような思わぬ困難があることにも気がつきました。

今までの私でしたら、同じような問題に直面している方から相談を受けた場合、
センサー付きライトやフットライトの利用をお勧めしていたでしょう。
新築の物件なら、初めからそのような配慮をした設計を盛り込んでいたと思います。

しかし私は母を通じて、今まで職業上あたりまえにやってきた手法が、
認知症の場合にはセオリー通りにいかないことを思い知ったのです。

しかし私がずっと母から目を離さないようにしているのは至難の業ですし、
実際、仕事も生活も成り立たなくなります。

といって、まだ認知症の初期である母は敏感ですから、
介護保険を利用してディ・サービスやショート・ステイを受けることを大変嫌がりまして・・・

高齢者の方や認知症の方と一緒に体操したり食事したりするということは、
「まだ自分はボケてもないし耄碌もしていない!」
と信じているばーちゃんにとって大変屈辱的な事なのです。




                  センサー付きに替えるべきか?効果のほどは?
続く・・
  

Posted by やまね at 13:12Comments(10)ばーちゃんの旅

2008年01月14日

ばーちゃんの洗濯~骨折は軽いけど・・・

ばーちゃんは階段を1段踏み外しただけでしたが、したたかに肋骨と尾骨を打ちました。
丁度翌日は通院日だったので、整形外科にも出向き診察してもらうと、
やはり肋骨、尾骨ともにひびがはいっていました。
軽くて済んだとは言えやはり骨折、ばーちゃんはとても痛い思いをしました。

では何故落ちたのか?
夕方洗濯物を取りに2階へ上がったものの、丁度冬至の頃でしたから、
のんびり取り込んでいるうちにあたりは真っ暗になりました。
1階に下りる時、階段の電灯を点けずに真っ暗な中を降りようとしたらしいんです。

転倒は私が目を離した間におきました。
「何故電気を点けなかったの?」と聞きますと、「大丈夫だと思った」という答えが返ってきました。
スイッチの場所が分からなかった訳ではありません。
電灯を点けるという、ごく当たり前の行為ができなくなる・・・それがこの病気です。

物事の判断がつかなくなるのです。
これでは例え階段が高齢者向けにゆるい勾配にしてあろうと、
手すりがちゃんと設置されていようと、
安全のために中間部分に踊り場を設けようと、
効果が半減してしまうのです。





続く・・
  

Posted by やまね at 11:25Comments(5)ばーちゃんの旅

2008年01月13日

ばーちゃんの洗濯~遂に・・・


ばーちゃんの生活圏は当然1階を想定しています。
自宅建設の際にはこの日がくることをを予測し、
ばーちゃんの部屋の隣にトイレ、正面に洗面・浴室を配置しました。

しかしばーちゃんは、この空間だけで生活するわけではありません。
前もお話したとおり、一生の大半を専業主婦で過ごした人ですから、
家事をしない訳にはいかないのです。

で、洗濯物干場の問題がおきました。
ウチの場合、夏は2階のデッキ、
冬は薪ストーブの暖気が上る2階の吹き抜けで洗濯物を干すことになります。
家を建てる時、母のために1階に物干場を作るというところまでは考えが及ばなかったのです。

母は階段を登ります。洗濯物のカゴを提げて・・・
いや、実は提げていません。
驚くほど筋力が落ちてしまっていてカゴを持てないのです。
まず階段にたどり着くまでは床の上でカゴを引きずって歩きます。
そして階段の一段一段でカゴを置き、それにつかまって階段を登ろうとします。

さらに悪いことには、少しでも軽くしようと二つのカゴに洗濯物を分けたまでは良かったのですが、
それを両手で一度に運ぼうとします。
床はカゴを引きずった跡が・・・
でも床は直せばいいこと、我慢できることです。

干すのに時間がかかるのもかまいません。
動作がゆっくりでも、ちゃんと干してもらえれば私もありがたいです。
でも、どれに何を干せばいいかが分からないようで、
前もお話したように、結構大変な状態になっています。
でもこれも我慢しようと思うのです。

心配なのは階段で転ぶことでした。
そして遂に一月前、ばーちゃんは階段から落ちて怪我をしたのです。




                     ばーちゃん、ちゃんと手すりを使おうよ・・

続く・・・
  

Posted by やまね at 12:11Comments(7)ばーちゃんの旅

2008年01月12日

ばーちゃんの洗濯~洗濯を極める?

母は妙に細かい事を気にする方でして、
靴下やパンツを他のものと一緒に洗うなんて言語道断、
どちらも別々に徹底的に手洗いをしてから洗濯機に入れます。

通常の母の手順としては、まず洗剤を溶かした洗濯機にタオルを入れて回します。
次にパンツ以外の下着、次に他の服、最後に手洗いしたパンツと靴下、
それぞれ別々に洗濯機を回してから取り出し、各々を洗面器に入れておきます。

その後、パンツ以外の下着とタオルは一緒にすすぐことを許されますが、
あくまでもパンツと靴下は別です。

でも母は母なりに、少しでも水を大切にしようと思っていますので、
タオル類をすすいだ水を取っておいて、その水でパンツと靴下をすすぎます。
それを繰り返しながら2~3種類に分けられたカテゴリーごとに、順番にすすいでいくのですが、
どうやら、どれを何回すすいだか忘れちゃうらしい・・・

私が高知に母を迎えに行っていた時、
朝から始まった洗濯が終わるのはいつも午後。
延々と洗濯機を回し続けたその結果、母の水道代は一人暮らしの高齢者とは思えない金額に・・・

実を申しますと、母はいくら勧めてもなかなかお風呂に入りません。
面倒くさいのでしょうね?最低でも週に1度は入って欲しいのですが、
あまりしつこく勧めると怒ります。
いったい一人暮らしをしていた時はどうしていたものだか・・・

それなのに母の家の水道使用量は月々30㎥~40㎥で料金は¥3000~¥4000、
時に¥5000を超えている月もありました。

母が来る前の我が家は3人暮らし、年頃の娘が毎日シャワーだ風呂だと使っておりますが、
それでも水道使用量は40㎥を超えることは稀、だいたい30㎥代ですから、
母の水道使用量がいかに多かったかお解かりでしょう。
母の一人暮らしは既に限界に達していたのです。






私は大雑把なので、キッチンの布巾の類も洗濯機で洗ってしまいます。母にはそれがどうしても許せないらしく、この世の終わりとでも言うような顔をしております。多分、「こんな子に育てた覚えはない!」と思っていることでしょう。face02icon10

続く・・・
  

Posted by やまね at 12:08Comments(2)ばーちゃんの旅

2008年01月10日

ばーちゃんの洗濯~洗濯機と対決

ばーちゃんの洗濯には、干すこと以外にも困難が伴います。
実はウチの洗濯機が使えません。
洗濯機が変わると、それは母にとって全く別の機械になるのです。

新しい機能を覚えることは、アルツハイマー型認知症の母にとっては、とても難しいことです。
特に母は2槽式の古い洗濯機を使っていましたから、
いきなり全自動、しかもドラム式のウチの洗濯機を使うのは至難の業でしょう。

でも、それはいいんです。仕方がないっていうより、
最近の洗濯機は設定がいろいろとあって、
私だって人様の洗濯機は満足に動かせやしませんよ。

で、私は「洗濯機をかけておくから後で干してくれる?」と頼むのですが、
最初のうちはどうしても自分で洗濯機を操作したかったらしく、
スイッチを入れたり切ったり、設定ボタンをやみくもに押したり、
変な所に粉石けんを入れちゃったりして、何度か洗濯機を壊しそうになったのです。

では、母が使っていた古い洗濯機を持ってきてやれば母は仕事ができたのでしょうか?
実を言いますと、高知暮らしも最後の頃には、
洗濯も完全には出来なくなっていたのでした。

母が使用していたのは2槽式とはいっても自動止水機能の付いた改良型の洗濯機でしたので、
幸いな事に水の出しっ放しはしていなかったようです。
しかし、複雑な洗い方をする母は、すすぎをしたかどうかが解らなくなっちゃうらしく、
何回も何回もすすぎをかけ、一日中洗濯をしていたのです。





                幾多の困難に打ち勝って生き残った我が家の洗濯機icon10


続く・・・
  

Posted by やまね at 08:41Comments(10)ばーちゃんの旅

2008年01月08日

ばーちゃんの洗濯~パンツの悲劇

「ゴアのインナー」事件の後、私は母の洗濯を観察することにしました。
干し方はその日によって変りますが、少なくとも適材適所とは言いがたい干し方をしてくれます。

例えば・・・洗濯ばさみに干されたバスタオルは「祝!○○」の幕みたいに吊るされて変形し、
タオルバーには二つ折りのシャツが折り目のついたまま乾きかけ・・・
そうこうしている内に最大の悲劇がおきました。ハンガーにパンツが干してあったのです。

パンツ・・・・・おとーさんのパンツとばーちゃんのパンツは大きいので、
特に問題なくしっかり横に引っ張られ、それなりにハンガーに納まっています。
しかし娘と私のパンツは・・・

あのぉ・・・たたむとハンカチかな?って思うサイズのイワユルパンティーね、
あれをメいっぱい引っ張ってハンガーにかけられると辛い!
上手い具合にハンガーの角にゴムの部分がかかると伸びてしまいそうで・・・

でも大概はゴムの部分がきつくてハンガーの角にかからずズリあがってしまいます。
すると今度は骨盤の下の辺りがふくらみカボチャパンツになる訳でして、
モノによっては角が形成され「ゴアのインナー」進化形ver2になります。

娘はカボチャパンツを見たらきっと嘆くでしょう。
私はカボチャパンツをこっそり取り入れてもう一度洗いなおしました。
「ゴアのインナー」と同じく、再び乾いた時にはパンティーはもとの形状を取り戻し、事なきを得たのです。

最近では母に干してもらった後、こっそり干し直す日々が続いています。
私も忙しかったり出かけなくてはならなかったりする時は、
母に気づかれないうちにさっさと洗濯物を終わらせていこうと思うのですが、
こういうときに限ってこれがまた見つかるんですわ・・・

母の目を盗んで干したり干し直したり・・・
なんか、私の方が悪いことしてるみたいですね?
母には干し方を「こうしてね」と頼んではいるんですが、
洗濯ものを干し終わる頃にはもう忘れてしまいます。

残念ながらこれがアルツハイマーの現実なんでしょう。
泣き笑いの日々がこれからも続きます。





                      本日の犠牲者~おとーさんのTシャツ
                          逆さ吊りの刑icon80

続く・・・
  

Posted by やまね at 13:06Comments(8)ばーちゃんの旅

2008年01月07日

ばーちゃんの洗濯~ゴアのインナー

物干場にはいくつかの干す道具があります。
パンツや靴下を吊るすための洗濯ばさみがたくさんついた物干、
シャツが10枚干せるようになったハンガータイプの物干、
主にタオル干しに使っている、折りたたみ式の布団干し。

私は洗濯ばさみにパンツを干し、ハンガーにシャツを干し、布団干しにタオルを干すという、
ごく平凡なやり方を営んできました。
そして、きっと、ばーちゃんもそうしてくれるだろうと思いこんでいたのです。

ある日、私は薄手のインナーを着ようして、その伸縮性のある生地に異変を感じました。
見れば何と!肩に角が生えているではありませんか!
ばーちゃんは私のそのインナーをハンガーにはかけず、
肩の部分を洗濯ばさみに挟んで干したのでした。

柔らかくて伸縮性にとんだそのインナーは、
ピンポイントに挟まれた肩の部分に全ての自重がかかり、
その部分がピヨ~ンと伸びてしまったのでした。

悲しくなった私はそのインナーを着て鏡の前に立ち、
「私の名はゴア」などと言ってみました。
でもそのインナーは薄かったので、幸いなことに角がアウターに響くことはなく、
もう一度洗濯したら角は消え、事なきを得たのです。




                       ゴアシャツ製造機?icon10icon10

続く・・・
  
タグ :洗濯ゴア

Posted by やまね at 12:57Comments(13)ばーちゃんの旅