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2007年06月15日

まむっち チョット ・・・

昨日のまむしネタ、みなさんたくさんコメントありがとうございます。

せっかくなので本日のまむっちの様子をご覧くださいませ。



あまり元気がありません。

あたりめーだろーicon09

こんなところに入れられてんだからね・・・

さて・・・・どうしたもんだか・・・・・icon11  

Posted by やまね at 18:55Comments(9)まむし通信

2007年06月15日

廊下のない家-2

まず、廊下があることによるメリットとディメリットを考えてみよう。
その前に、なぜ廊下が必要なのか?(必要だったのか?)


本来、木造家屋にとって水廻り、つまり、トイレ、台所、洗面所、風呂っていうのもは、厄介なものだった。濡れれば木は腐るし朽ちるしシロアリも住みやすくなる。しかも水は下に流れるから、建物を支える根本的な下部がダメージを受ける。だから昔は、水廻りを住居本体から遠ざける必要があった。

今でもまだたまに田舎の方に行くと、トイレと風呂場が外に設えられている家が残っているでしょう?そして台所は土間で家の端っこの方。この端っこの部分はたいてい下屋(げや)、もしくは落屋(おちや)と呼ばれる部分になっている。

2階建ての建物の場合、1階の一部分に2階が乗っかっているように見えるでしょ?でもこれは、構造的に見ると、1階の一部分に2階が乗っかっているんじゃなくて、2階建ての建物に1階を付け足してあるのが一般的だ。この付け足した部分が下屋とか落屋

構造的に付け足しだから、この部分が腐っても傷んでも取替えが可能。今みたいに衛生的で防水性能が高い器具や、下水道設備が整備されていなかった時代、下屋に水廻りを配置するということは、先人の知恵だったのだ。

そうすると必然的に住居部分と水廻りをつなぐために通路が必要になる。おまけに、トイレだって臭かっただろうから、どうしても居住空間からは遠ざけたい、だから廊下は必需だった。

また、全ての家庭がそうだったわけでもないだろうが、何世代もの家族で構成されていた家長制度の下では、冠婚葬祭を司るための座敷は必需品で、日常空間と儀式の場を分ける必要もあっただろう。

また、今でもまだあまり進歩していなくて残念なんだが、日本という国はまだ、家全体をひとつの空調空間として機能させる発想がない。つまり、冬は個室暖房、夏は個室冷房で、人が居る部分だけの快適性を求めている。

廊下があることによる(かつての)メリット
①居住空間と水廻りを分けることが出来る。
②座敷などの公の場と、居間等の私の場を分けることができる。
③廊下で各室を仕切る事によって狭小スペースを作り、局所暖冷房に有利である。

①の問題は、今ではほぼ解決されている。家の中に水廻りを取り込んでも施工さえきちんとしていれば何ら問題はない。
②は人それぞれだが、座敷を必須に上げられる家づくりは年々減ってきている。
③に関しては、私達は積極的に意識改革をしていくつもりだ。エネルギー問題の事も絡んでいるし、とにかく発想の転換をはからなければならない時期に来ていると思う。

つづく



お座敷の大きな和風住宅、廊下のスペースも大きい  

Posted by やまね at 13:00Comments(0)間どりの話