スポンサーリンク

この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
  

Posted by at

2007年12月19日

これがホントのエア・グリル

え~、りんごが遊びに使っておりました

エア・グリルですが・・・

これは決してりんごのオモチャではないのですicon10

本来の役割を少々説明させていただきますと・・・



これはトイレや部屋のすみっこに設置する小さいタイプ

この大きさだと

りんごは出入りできません
face03








皆さん御存知のとおり、暖気は高いところに上ろうとします。

この暖気を有効に利用しようというシステムは、上の絵のような概念になります。

これは薪ストーブを利用する場合や「廊下のない家」を計画した場合には、かならず必要になるシステムなんです。

  

棟に上がった暖気をファンとダクトで床下に送り床上に放出する、

床上に開けた吹き出し口にかぶせてあるのがエア・グリルという訳です。

個室をたくさん作って個別暖房の住宅が主流だった日本では、

大空間の住宅で、どのような空調にすべきか解らなかったのでしょう。

そのため20年くらい前から流行りだした

ログハウス(もしくはログハウス風)+薪ストーブのお宅の天井には

大きくてちょっと雰囲気があって、あまり役にたたない天井扇が・・・

天井扇(シーリングファン)では棟の暖気を効率よく1階に下ろすことはできないのです。

その結果、2階は灼熱1階は冷蔵庫

という家ができあがります。

薪ストーブや吹き抜けのある家の場合、新築時にエア循環システムを設置する事が本来は望ましいのですが、既に出来上がったお宅で天井扇(シーリングファン)の無能にお悩みの方には、後からでもなんとか改善する方法はありますので、気になっている方は御相談くださいね。

エア循環システムを設置して、エア・グリルを開口部の近くや空気の滞りやすい部屋のコーナーに配置すると、家全体の空気を動かし、温度バリアの解消及び結露予防につながります。
快適になること間違い無しですよicon94











  

Posted by やまね at 09:00Comments(3)設備の話