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2007年04月23日

有機VS無機~無機質なら大丈夫?

例えばの話。
揮発性有機化合物シックハウスの原因なら、有機物を排除してしまえば問題はおきない。内装材をなるべく無機質にしてしまうのだ。

建材になりそうな無機質っていうと、金属に鉱物、だから床はタイル貼りか石貼り、壁・天井は漆喰塗りかコンクリート打ちっぱなし。サッシは金属とガラスだからいいとして、カーテンは吊らない、ブラインドだってプラスチックだからダメだ。家具もうかつに持ち込めない。

なんか、温かみの無い家ですね。
音も響きそうだし、床に寝転んでくつろぐのは辛そうだ。
でもこれは極端な話。

ところで、健康素材として最近人気の左官壁、調湿効果に関してはシックハウス対策とは分けて考えた方がいいだろう。調湿効果とシックハウス防止にはあまり因果関係が認められない。でも無機質材料ということで、板壁やクロスよりアドバンテージ高いのは確かだ。

昔ながらの土壁や漆喰壁は天然の素材100%だが、今主流の内装左官材料は、ボード類の上に薄塗りするタイプが多い。施工しやすくするために、主材料(珪藻土や石灰)に合成樹脂を混ぜているものも多い。

とは言え、左官材料に加えられた極少量の合成樹脂は、毒性も量も少ないから、それほど気にしなくてもいいだろうというのが定説だ。しかし、中にはほとんどボンドみたいな製品もあるようだから、成分チェックは欠かせない。「四つ星?いえいえ、フォースター~F☆☆☆☆」で「例外はあるけどまたいつか説明します。」と言ったのは、この様に無機質+有機質って建材が結構あるからだ。

これは断熱材にも同じようなことが言える。グラスウールはガラス、ロックウールは石と、どちらも無機質を原料としているが、繊維がバラバラにならないように少量の接着剤(バインダー)が入っているので、この部分に対して規制を受けている。

断熱材のグラスウールに表示されているF☆☆☆☆の表示

あれもダメ、これもダメみたいな話ばっかり続いていて不安になってしまう人もいるかもしれないが、
①人工的なものよりは天然のものを選ぶ。
②臭いに敏感だったりアレルギー症状を持っているようだったら、壁は左官壁にする。
(床・天井くらいなら問題ないと思う。)
③素材の安全性だけに頼らず、計画的な換気に心がけ、室内環境を清浄に保つ。

以上のことを心がけていれば、かなりのシックハウス対策になるだろう。もちろん、木の香りが大好き、アレルギーも心配ないという方は、板壁にしてください。  

Posted by やまね at 12:16Comments(4)シックハウスの話

2007年04月22日

グラハムブレッド

せっかくの休みだというのにこの天気・・・face07
今日は、潔く、畑はあきらめてパンを焼こうicon22

いつもは夕食から寝るまでの、3~4時間のうちに出来あがるパンしか焼けないけど、今日は一日家に居るので、ちょっと時間がかかるナッツとドライフルーツ入りのグラハムブレッドに決めたicon70

全粒粉と普通強力粉の分量は半分ずつ。全粒粉はふくらみが悪いので、まず普通強力粉にイーストを混ぜて先に発酵させておかなければならない(と、本に書いてある)。この間2~3時間程。

国産小麦を使って家で焼くパンは、手作りの良さはあっても、ずーっと、そんなに美味しくは作れなかった。でも、この本見てからは、どれを焼いても失敗しなくなった。目からウロコの解説が満載!face08


これもその一つ。
グルテン膜のチェック、こんなこと書いてある本、今までなかった。

今日は贅沢してオーガニックのナッツ&ドライフルーツを入れる。


焼き上がり
  

Posted by やまね at 17:41Comments(0)クッキング

2007年04月21日

りんごが仕事場の事務所に遊びに来た。


記念に、hida-chと一緒に写そう。face05

「早く帰ろうよ!」icon92

と訴えるので、帰ります。

明日は日曜だ。
選挙関係者の方、投票にむかう方、ご苦労様です。
立会人の方、超ご苦労様です(爆)。
ウチのまわりは、高山市とは言っても無投票の特区なので、明日は静かです。

畑やろぉ~  

Posted by やまね at 18:41Comments(0)りんごファミリー日記

2007年04月21日

臭い物には蓋なのだ!~ホルムキャッチャー

「どうなった?シックハウス」 の時に、「ホルムアルデヒドの発散量が減ったのは確か」と書いた。これは本当。「四つ星?いえいえ、フォースター~F☆☆☆☆」でも書いた通り法的な規制が始まったし、それ以前、シックハウスが問題になり始めて間もなく、壁紙メーカーがホルマリンを含んだ糊の使用をやめるなど、即座に対応したのが大きい。

ホルマリンていうのはホルムアルデヒドの水溶液。子どもの頃、学校の理科室や古臭い博物館とかで、いろんな不気味なホルマリン漬けの標本見ませんでした?死体が腐らないんだからすごい防腐作用、だから防腐剤として壁紙の糊にはいっていたらしい。

現在問題になっているは、合板や内装材を製造する時に使われる接着剤だ。接着剤とは言ってもその正体は合成樹脂=プラスチックで、その原料がホルムアルデヒドであるものをホルム系接着剤という。安価で接着力も強いため、ずーっと主流だった。これに対し、ホルムアルデヒドを原料にも添加物にも使用しない非ホルム系接着剤への移行が進みつつある。製造に手間とコストはかかるらしいが、安全性が高いので頑張って主流になってもらわなければならない。

さて、ではF☆☆☆☆のものは全て安全なんだろうか?実はここが怪しい。F☆☆☆☆の条件はホルムアルデヒドの発散量が、工場出荷時に基準値をクリアしていること。F☆☆☆☆非ホルム系接着剤を使用した建材ではないのだ。ホルム系接着剤を使用していても、それが発散されなければいい訳で、そのためにホルムキャッチャーという別の物質で、ホルムアルデヒドを包み込んでいる製品でもF☆☆☆☆の認定はとれるからだ。


家庭用タイプのキャッチャーもあるんだって!face08
シュッと一吹きで効果があるのか???



従来どおりに製造した製品に、ホルムキャッチャーを塗布する。とりあえず工場から出荷された時は基準値をクリアしているんだと思う。でもその効力が何時まで続くのか?効力が切れるとホルムアルデヒドは揮発し始めるのではないか?疑問視する声が多い。

F☆☆☆☆の合板を買って来ても、それ以上詳しく表示はされていない。知りたい場合はメーカーで確認しなければならない。何か姑息な気がする。できれば正攻法で安全性の高い製品を作ってほしい。少なくともF☆☆☆☆といえば全て非ホルム系接着剤使用くらいの基準になってほしいと思っている。  

Posted by やまね at 08:55Comments(0)シックハウスの話

2007年04月20日

ダマテン

実は今週の月曜日夜、テンが家の中に入ってきたらしいface08

ウチは居間の隣に2帖ほどのグリーンルームがあり、ガラス張りになっている。現在はりんごの部屋になっていて、トイレや餌が置いてある。外からここに入るにはネコ扉をくぐらなければならないが、テンはそこを難なくクリアし、りんごの餌をパクパク食べていたらしい。

気がついたのはりんごとおとーさん、餌を食べに行こうとしたりんごが総毛だって尻尾も限界まで膨らまして固まっているもんで、おとーさんは見に行きました。face02すると綺麗なクリーム色のテンちゃんicon95逃げる様子も無く平然と餌を食べ続けたって!


おとーさんがケータイであわてて撮った写真、あんまりよくわかんないかな?

3年前から真冬にテンがよく姿を現わす。その当時はネコが3匹おり、グリーンルームの外に餌鉢を置いてあったため、やはり餌を狙って現れたのだ。野生動物が餌付くのはよろしくないので餌を室内に入れたら、2~3日家の周りをうろついて、そのうち来なくなった。さすがにその時は、家の中にまで入ってきて食べようとは思わなかったらしい。

テンはそれほど人間を恐れない。以前現れた時も、こちらがガラス越しとは言え数十センチしか離れていない所で見ていても、全く逃げなかった。狸や狐にくらべて、あまり人里の近くには生息しないためなのか、人間に対する警戒心も少ないみたいだ。しかし、家の中にまで入ってくるって、あまりにも無防備だよ・・・

問題はそれだけで済まなかった。最近りんごは家のトイレで用を足さなくなっており、外に用意された広大なトイレ私の畑で思う存分掘り堀りしながら用を足す。それがテンが現れてからというもの、夜は一人で外に出られなくなった。それどころか自分の部屋に行くのも怖いらしい。

昼間はエラそーに外を駆け回っているんだが、夜は誰かが付いていってやらないと用を足しに行けない。遂に一昨日の夜、洗面所の手洗いボールの中で・・・やってしまった・・・face07部屋の隅とか床の上にしないのは大変お利口さんである(親バカicon10)。願わくば、せっかく洗面所なんだから、流してくれないかなぁ・・・  

Posted by やまね at 09:14Comments(3)カントリーライフ

2007年04月19日

四つ星?いいえ!フォースター~F☆☆☆☆

ホテルやレストランの評価ではないよ。これはホルムアルデヒドの発散濃度が一番少ないことを表すマークで、Fホルムアルデヒドのこと。後についてる星の数が多いほど発散される量が少なく安全ということになっている。


一番安全といわれているF☆☆☆☆、でも、もっと安全なのは無垢の材料


90年代にシックハウスが社会問題になって、ついに2003年7月法律(建築基準法)が改正になり、内装材の制限と換気設備義務付け等の規制が始まった。

それによるとF☆☆☆☆なら室内の建材として無制限に使ってもいいが、F☆☆☆だと使っていい面積がに制限されるし、F☆☆になると換気回数と面積で使用量の制限があるし、F☆のものは内装材としての使用は禁止。でも、F☆☆☆☆ならどんだけ使ってもいいと言われても、ホルムアルデヒドがゼロって訳ではないんだから、使用は最小限にとどめた方が無難だろう。

他にもたくさんシックハウスの原因になる物質があるのに、何でホルムアルデヒドだけがこれほど特別な扱いになっているかと言うと、まだ建材の接着剤原料に含まれているし、すごく単純な分子構造だから色々な化学反応で発生しやすく、本来ホルムアルデヒドを含んでいないはずの材料からも発散する可能性があるらしいし、何よりIARCによって高い発がん性が証明されているからだ。

このマーク、合板とかベニヤみたいに壁や天井の下地になって実際には目に触れないものから、本物の木だけで作ったもの(無垢材)を除くフローリング、キッチンセットの扉、ドアの材料等、ありとあらゆる工業製品の建材に表示義務がある。

ついていないものはそもそもホルムアルデヒドを含んでいないか、今後化学反応起こしてホルムアルデヒドを発生する可能性が無いもの、工業製品ではないもの、例えば本物の木を使った無垢の材料。「オーガニックVSケミカル?」に書いたようにホルムアルデヒド揮発性有機化合物だから、無機質のもの、金属とか、鉱物が原料の漆喰やセメント等は対象外だ。(無機質ではあっても、断熱材のグラスウールとか、一部の左官材料等において例外はある。別の機会に説明します。)

恐ろしげな事ばかり書いたが、工業製品を全く使用しない家づくりというのは、住まい手にも作り手にも相当な覚悟が要る。建設コストは上がるし、それ相当なメンテナンスが必要だからだ。これからの考え方としては、極力安全な工業製品と天然の素材を併用しつつ、換気計画をしっかりたてて、いつも清浄な室内環境を保てるような家づくりが合理的かな?と思っている。  

Posted by やまね at 12:57Comments(0)シックハウスの話

2007年04月18日

りんご新聞

昨日は山本昌の完封でドラゴンズが勝利。嬉しいから、スポーツ新聞を買って帰ろーicon61

でも・・・
読んじゃだめicon95

あそぶ?icon92

わかったさ、好きにしてくれ・・・face07
後で読むよ・・・  

Posted by やまね at 18:02Comments(2)りんごファミリー日記

2007年04月18日

ベンザもぇ~?

TOTOのシャワー便座から発火・発煙したそうで・・・

さっそく当該期間に納入した便器を確認。やはり同機種を採用していた。
昨日と今日で心当たりのお客さんに電話、無事を確認。やれやれ・・・

製品番号は同じだったが、製造番号が異なっていた。
心配な方は確認したほうがいいですよ。
詳しくはTOTOオフィシャルページを。

今朝の新聞によると、INAX製でも似たトラブルが起きているらしいが、TOTOのような特定の原因(基盤上端子のメッキ不良)ではないらしい。
どちらかというと、INAXではこちらのチェックを引き続き呼びかけているようです。  

Posted by やまね at 12:22Comments(2)トピックス

2007年04月17日

オーガニックVSケミカル?

揮発性有機化合物、略してVOC( Volatile Organic Compounds) 。これが頭痛、吐き気、目をチカチカさせる等の症状を引き起こす、シックハウス症候群の正体だ。ここで言う有機(オーガニック)っていうのはあくまでも化学的(ケミカル)な意味の有機で、有機化合物は炭素を中心として構成されている化学物質のことだ。当初騒がれていたホルムアルデヒドもこの一種。

揮発性っていうのは、常温で蒸発してる状態のものだから、空気中にいつも漂っていて、息をすればいやでも体にとりこんでしまう。目に見えないからタチが悪いですね。

最近は有機(オーガニック)っていうと、有機農産物やオーガニックフーズを思い出す人が多いと思う。御存知の通りこちらの有機(オーガニック)は一般的に、“農薬や化学肥料を使用せず、健康的に育てられて安全な”という解釈になると思う。だからシックハウスの話の時に、「有機化合物は炭素を中心として構成されている化学物質」なんていうと、「何で有機物質化学物質が?」ってびっくりするかもしれない。

有機農産物で使われている有機(オーガニック)のほうは、もともと人間が古代から行ってきた食糧の有機栽培に対し、安価で大量生産を可能にした化学肥料と農薬を多用する現代農業を反省し、警鐘をこめて食の原点に立ち戻ろうとする発想から生じた用語。主に食品関係や農業関係で使われる。だから別物だと考えて欲しい。(もちろんもともとは同じ意味から発生しているが・・)

お気に入りのorganicワインビネガー 風屋さんで買った

化学物質とはいっても、これは人工的に作ったものばかりじゃなくて、天然のものに含まれている。植物だって簡単に虫や動物に食べられてしまっては困るからだ。檜が白蟻に強いのも、昔の蚊取り線香が除虫菊から作られていたのも、自らの身を守るための天然農薬を持っているから。そしてその成分は、その植物独特の臭いにもなっている。

だから木をふんだんに使って建てた家からも、VOC自体は発散している。天然のものにも化学物質が入っているんだったらどうするの?って心配になるのかもしれないが、体に取り入れても大丈夫な物質と、体に毒性のある物質をしっかり区別していけば大丈夫だ。実際、有機農産物に関しても、除虫菊から抽出したピレトリンは使用してよいことになっている。

問題を起こしている化学物質の大半は、人工的に作り出されたものだ。天然由来の化学物質、例えば天井の杉板とか天然塗料から発散される物質に対しては、その植物によほど強いアレルギーを持っていないかぎり、ほとんど安全と考えてよいだろう。ただし、天然の臭いとは言っても好き嫌いがある。内装材や塗料を選ぶときは、事前にしっかり現物を手にとって確かめよう!  

Posted by やまね at 12:20Comments(6)シックハウスの話

2007年04月16日

耐震補強の補助@高山

昨日はまたまた三重県で地震、最近頻発しますね、心配です。

4月2日に行ってきた三重県の住宅も震源地に近かった。ニュースでは震度3と言う事だったが、お客さんの安否を電話で確認、特に被害はなくて一安心。

大丈夫だった?!

先月の「能登半島地震」でいろいろ気になることがあり、3月25日から3日間「揺れて考える未来の安全」、「地震・りんご・要望」、「お返事」を書いた。27日には県からすぐにお返事をもらったので、皆さんにも公開した。

その後、4月に3日間程名古屋に行きっぱなしで、帰ってからメールチェックをしっかりしたつもりだったのに、大切なメールがもれていた。それは4月1日付けで高山市基盤整備部都市整備課のUさんからいただいた、私が出した質問への返事だった。

平成11年頃のまちづくり研究会活動の際には、いろいろご支援ご協力をいただき本当にありがとうございました。特に木造住宅の性能指針策定に当たっては、貴重なご意見を多々いただき、おかげ様ですばらしい指針ができましたことに感謝申し上げます。

さて、お尋ねいただきました件について、当市の考えをお答えします。当市では、平成16年より耐震補強工事の補助を実施しています。これは、国や県の補助制度を活用したものですが、ご指摘の様に一定(評点1.0以上)の要件があります。これは、現行の建築基準法レベルの耐震性能を求めることになりますが、一部の自治体ではこの要件を引き下げていることは新聞で承知しております。

しかし、当市では「高山大原断層帯」による地震発生の確率が高いとされており、広範な地域が震度6クラスの揺れになると予想されています。これは建築基準法で想定する地震規模と考えられるので、地震に対して安全なまちづくりを進めるためには、建築基準法レベルの耐震性能を確保することが必要であり、補助要件を緩和することは適当ではないと考えます。

なお、平成19年度より従来の補助制度に加えて高山市独自の奨励金制度を創設して、工事費120万円までは満額助成することにより自己負担無しで補強工事ができるようにする予定です。このことにより、木造住宅の耐震化を促進したいと考えていますので、今後ともよりご理解ご協力をいただきますようお願いいたします。


一刻も早く皆さんに、高山市独自の考えを知ってもらえるチャンスだったのに、遅くなってしまって後悔している。Uさん、ごめんなさい。

この件に関しては、先日配られた広報たかやま4/15号の3ページに詳しく載ってます。心配な方はすぐにでも対策を!  

Posted by やまね at 16:57Comments(0)トピックス