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2008年01月06日

ばーちゃんの洗濯~洗濯物の憂鬱

ばーちゃんは人生の大半を専業主婦で過ごした人です。
特に趣味を持たないばーちゃんにとって、家事ができないとかやらないという行為は、
大変恥ずかしい事であり、ものすごく罪悪感を持つことのようです。
特に今は私のところに来てやっかいをかけているという負い目があるので、
何かにつけ家事を手伝ってくれようという気持ちが強い。

しかし実際の所は認知症を発症し、それが出来なくなって生活が成り立たなくなり、
やむを得ず私のところへやって来た訳で、
悲しいかな自分ひとりで満足にできることは既に何一つなくなっているというのが現実。
でも本人はそれを認めたくありません。

ばーちゃんにお仕事をしてもらうため、仕事を準備する、
私が自分でやっちゃえばすぐ終わることを、
ばーちゃんがやれるようにアレンジしてやってもらう・・・
これが私の日課になりました。

特に洗濯物に関してばーちゃんは「絶対に自分がやる」と申しまして、
最初のうちは任せていたのですが・・・
実は毎日のように悲しいことが起きていたのです。




左は私達が使いやすい高さに設置したハンガー。右が母用に低くしたハンガー。大正14年生まれの母は、当事にしてはとても背の高い人でした。もともとの身長は160cm、この数年の間に背中が曲がり、今では10cm以上低くなってしまいました。その上四肢の筋力の衰えが著しく、腕を上げていることができません。通常の高さに洗濯物を干すことが出来なくなっている現実に、私はかなり衝撃を受けました。

続く・・・
  
タグ :洗濯認知症

Posted by やまね at 16:11Comments(3)ばーちゃんの旅