スポンサーリンク

この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
  

Posted by at

2007年08月18日

ウッドデッキ

暑いですね

暑い?というより熱い!

市街地ではアスファルトやコンクリートが熱せられて周囲の空気を暖めるので大変暑くなりますね。

車や電気製品から出る廃熱と並んでヒートアイランド現象を起こす最たる原因のひとつです。

気をつけないと郊外の自宅でも、似たようなことがおこりますよ。

南に広く面したリビングに、ウッドデッキをつけたり、テラコッタ・タイルを敷き詰めたガーデニングを計画したり、人気の外構プランだと思いますが・・・

これ、気を付けないと、すごくお部屋の中を暑くしてしまう可能性がありますので御注意!


ウッドデッキは茶色系に塗ることが多いと思います。タイルも茶系が多いでしょう。これらは太陽熱を集めやすい色です。窓のすぐ近くの空気が暖められますと、窓を開けてせっかく風を通しても、熱風が室内に吹き込むことになります。

なるべく塗料やタイルに薄い色を選ぶか、真南にはこれらのものを設けないようにする工夫が必要です。軒を深くするのも手ですよ。



ウッドデッキには以前紹介した「ウッドロングエコ」という天然塗料(厳密にいいますと塗料じゃないかも)を塗るのもよいかと思います。銀白色っぽくなっていくのでね。

あまり北向きにリビングを設ける方はいないでしょうが、できれば真南よりすこし東に方位をズラす設計をするとか、南と東に面したリビングを設け、東面にデッキを設けるようなプランにするとか、プランニングで工夫するのも賢明な方法です。

真南にリビングが向いている場合は、グリーンに囲まれた庭が前にあり、そこを通って吹いてくる風を室内に取りいれられれば最高ですが、なかなかお手入れが大変ですよね。暑さ対策考えれば、お庭なんて本当は草茫々のままくらいが丁度よいかもしれません。




とはいえ、条件は住んでいる地域や広さで変わるので一概には上記の通りではありません。ウチはちょっと方位が振っているので、デッキはリビングの外にL型に設置してあり、東南と西南に向いています。

本来、西南向きのデッキは暑くてたまらないでしょうが、軒を深くしてありますし、直下に川が流れ、大きな鬼グルミの木がたくさん立っているので、真夏の日中でも木陰になり涼しい風が吹いてきます。

逆に東南のデッキは暑い。ただし、周囲が山に囲まれているため、室内で暑さを感じる事はありません。




そうそう、「うちは夏はエアコン入れてるし窓開けないから関係ないわ」と思わないでくださいね。リビングの窓のガラスを通して熱は侵入してきますよ。いくらペアガラスを使っていたとしてもです。

以前どこかでも書きましたが、3-12A-3 Low-E くらいの、結構性能の良いガラスを使っても、グラスウール100K/50という、最近では考えられないくらいロースペックの壁より熱貫流率が高い、つまり断熱性能が悪いのですよ。これはガラスの特性でもあるのでしかたありません。

なまじしっかりした外断熱のお家だったりすると、室内の熱が逃げにくくなるオーバーヒート現象をおこして、エアコンの効きが悪くなったりります。

暑い夏を少しでも、エアコン無しで快適に!

せっかっく素敵なウッドデッキや庭ができても、室内が蒸し風呂だったり光熱費がたくさんかかったのでは台無しです。

ガーディニングや家作りをお考えの方は御一考くださいね。  

Posted by やまね at 08:30Comments(3)間どりの話