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2007年08月27日

西の空

従弟達の暮らす京都の北部、日本海より少し内陸に入った小さな町から帰ってきました。

日本海周りでの帰路、三方五湖で見た日の入りです。


こんな歌、知っていますか?




流れ星が たどり着いたのは

悲しみが沈む 西の空

そして東から

昇ってくるものを

迎えに行くんだろ?

日曜日よりの使者







リアス式海岸に貼りつくように蛇行する国道162号線を、東に向かって走っていました。

バックミラーに映る夕日に気をとられ、断崖絶壁の眺望台で車を止めると、

美しい日の入りを見ることができました。

太陽が海に落ちるまでの時間を名残惜しみ、車に戻って再び東に向かうと、

まだ明るさの残る空に、昇りかけた宵の月が浮かんでいました。



みなちゃんは、月のような美しさを持つ人でした。

これからは本当のお月様になって、毎夜子ども達を見守っていくのだと思います。

悲しみは夕日と一緒に沈んでしまえばよいとも思います。

一度沈んだ悲しみは、夜明けとともにまた現れるけど、毎日繰り返される宇宙の営みと同じように、

毎日毎日沈めていれば、いずれ小さなカケラになって、星のような思い出に変わると思います。



悲しみは希望の種であり、思い出のカケラでもあると思うのです。

種を育てカケラを抱いて、新しい構成になった家族は再び歩き出します。

がんばってな

ためらってな

そう祈らずにはいられません。

  

Posted by やまね at 13:32Comments(8)あれこれ・・・